黒柳徹子と淡路恵子、携帯に残る「故人の電話番号」で意気投合?
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10月30日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)、ゲストは淡路恵子。最近はバラエティ番組にもよく登場していて、足を組みながら繰り出される歯に衣着せぬ物言いがなんだか大人気の淡路さん。この日は真っ赤なブルゾンにジーンズという格好でのご登場。やっぱり足を組んでソファに座っている。最近のバラエティでの活躍や、1作目からの大ファンだというゲーム『ドラゴンクエスト』シリーズの話なんかもしたりするのだろうか。まず序盤に、大好きなお酒の話。
「毎日飲んでますね」
現在は水割りを3~4杯ぐらい飲むとのことだが、
「前はゲームやってて、ハッと気がつくと、(ボトルの)半分ぐらい飲んでたりね」
と、豪快なエピソードを語ってくれたところで、徹子が、
「おかずっていうんですか、お酒のおかずなんかもお作りになるの?」
と、おつまみについての質問をした。
「あてはもう、ないとダメだから」(淡路)
「“あて”っていうの? アレ」(徹子)
「あて」という言い方に食いついた。そして、自分で振っておきながら、
「アタシ、全然飲まないから、そういう話全然つまんないのよ」
「つまんない」話題だったのか。いつも通り自由な徹子に、淡路恵子、ちょっとポカン。続いて話題は淡路さんがこだわるコースターについて。毎日アイスコーヒー、氷水、水割りと、冷たい飲み物を飲むからコースターは欠かせないとのこと。毎日使うものだからこそ、
「ペラペラしてんのも嫌だし、重いのもイヤだし。適当なのってなかなかないんですよ」
と、気に入った物にこだわりたいという。そして、かなりお気に入りのコースターに出会った淡路さん、あまりにもカワイイから、買い足してみんなにプレゼントしようと思ったら、
「なんでそんなにコースター、コースターって騒ぐの?」
と言われたとのこと。そして、「うちはいらない」って言われてしまったのだとか。
「みんなコースターが好きかと思ったの……」
と、ちょっとしょぼんとする姿は、バラエティで「バカじゃないの」と、共演者をバッサリやっている姿とは違う。どこかキュートにも見えなくもないが、そこへ、
「そんなにコースターっていうのは、普通の人のうちでは使わないかもしれないわね」
と、徹子はきっぱりとどめを刺す。大女優も、トークに関しては徹子には敵わないのだろうか。結局、バラエティにひっぱりだこの昨今だとか、『ドラクエ』といった話題にはならず、中盤からは今回のメイン、淡路が「お姉ちゃま」と呼んで親しんでいた、故淡島千景の思い出話に花が咲く。ちなみに淡路の「淡」は、「淡島」から一文字もらったもの。
今でも淡路の携帯電話には、淡島千景の連絡先が残っているそうで、これは絶対に消せないと言う。これに対して徹子、
「そういうことってありますよね。アタシもずいぶんいっぱい入ってる人、いる」
携帯に入っているけれど、故人になっちゃった人が「ずいぶんいっぱい」いるわけだ。芸能界の重鎮同士ならではのエピソードだけど、故人の電話番号がいっぱい入ってる携帯、よく考えるとなんだかすごい話だ。
その消していない電話番号に掛けてみて、相手が「出たら怖いわね」と2人で冗談めかして言っていたが、この2人だと、ホントにつながりかねないという気もしないでもない。
(太田サトル)