「恋する女はキレイになる」を真っ向から否定した、仲里依紗の目見形
――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!
◎可愛かったはずの仲里依紗が……!!
『ゼブラーマン』の時とか、もうちょっと華があって可愛かったと記憶してたのに。おかしいなぁ。何であんなになっちゃったんだ仲里依紗。新ドラマ『レジデント~5人の研修医』(TBS系)で主演しているが、何か「主人公」の器じゃないって感しきり。8等身の共演者の中、1人だけ背も低くて顔もデカいし。そこを補って余りあるような主役オーラもないし。体の幅も増えた印象。極めつけは顔だ。ホントこんなだったっけ仲里依紗って。歯茎の出方とか前歯のデカさとか、小川菜摘かと思った。恋する女はキレイになるんじゃないのか。恋ふっとばして、もう女房になっちゃったみたいな弛緩を感じる。これは回り回って浅野忠信が悪いってことか。そうなのか。
◎原田知世が年を取らないワケ
原田知世が出ているブレンディのCM。見るたび、原田知世って今いくつだっけ? 結構トシなのに若いなぁ、と思うのだが。よく考えたらこのCM、もうずーっと同じなのだった。季節ごとに「秋ですね」とか言って、季節に合った温度のカフェオレを飲む原田知世。十年一日がごとく同じ彼女が、ぐるぐるぐるぐるローテーションで回っている。大手の企業の、ゴールデンにもよく見るCMだというのに、この「新作を作らない」という鉄の意志は何なのだろうか。同じ人物を使い続けるにしても、普通はヤマサ醤油の草なぎ剛みたいに、シーズンごとに新しく撮り直すもんだし。「クラシアンのCMがずーっと森末慎二」というような、田舎系のCMともスタンスが異なるし。本当に意味不明。今現在の原田知世の容貌もわからないし。教えて、わかる人。
◎尼崎事件は吉本が映画化すべき
『アウトレイジ』もかすむバイオレンスっぷりで、毎日話題の尼崎遺体遺棄事件。「本当にコワい」と実際にヒドい目に遭った人がインタビューに答えたのを見たが、そんな目にあってどうして警察に駆け込まないのか。どうしてそんな特殊な精神状況に皆で陥って行くのか。物書きは皆興味津々だろう。
あの主犯格の女がどうしてあんなモンスターになったのか、ぜひ映画化して欲しいところである。主演は友近でどうだろう。犯行時は老けメイクで。巻き込まれる人間たちも、中川家やバッファロー吾郎、オール阪神巨人、Mr.オクレ、椿鬼奴、板尾創路などを使って。次長課長の河本も、ここならいい仕事しそうである。吉本の安易なチャラチャラ気分での映画参入には鼻白むが、ちゃんとした監督が撮って適材適所に人を使うなら、この尼崎事件の映像化に吉本芸人採用というのは、千載一遇のチャンスのような気がするが。映画に進出したいなら、一年に一本、いいのに特化して芸人総出で作るとかにした方が、よっぽど身があると思う。とにかくあのクズみたいな沖縄映画祭は、即刻中止して欲しい。
今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)など。