子役ブーム終焉!? 芦田愛菜と本田望結の視聴率対決が、お粗末な結果に
放送前から視聴率の行方が注目された『ビューティフルレイン』(フジテレビ系)と『サマーレスキュー~天空の診療所』(TBS系)。なぜなら、前者は芦田愛菜、後者は本田望結が出演し、共演NGもウワサされる子役対決が話題となったからだ。しかしフタを開けてみれば、それぞれの平均視聴率は『ビューティフルレイン』10.14%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、『サマーレスキュー』10.05%と、ギリギリ2桁という盛り上がらない結果に終わった。
2人はほんの数カ月前まで、“視聴率の神様”的存在だった。2011年、芦田は初回から最終回までに10%以上視聴率を伸ばした『マルモのおきて』(フジテレビ系)、本田も最終回に40%超えを記録した『家政婦のミタ』(日本テレビ系)で、それぞれキーマン的役どころを演じていたのだ。
「一部報道では『芦田は、同じく子役タレントの本田や谷花音も共演NG』ともいわれており、今回の視聴率争いは“子役女王対決”とまで揶揄されましたが、結果は、どんぐりの背比べ状態。一時期は芦田について『忙しすぎて小学校に行くヒマもないらしい』というウワサまで飛び交っていたほどですが、芸能界を席巻した子役ブームは、すでに終焉を迎えてしまったようですね」(週刊誌記者)
一時期のゴールデンタイムは、どのチャンネルにも必ず子役が出演していたものだが、この現象もすでに落ち着いてしまっている。連日イベントや記者会見に登壇していた彼らも、すでにテレビ中心ではなく、“手に職”とばかりに別のフィールドへ活動の場を移していると、芸能プロ関係者は語る。
「芦田と同時期にブレークした鈴木福は、『コドモ警察』(TBS系)で当たり役を引き、来年には映画化が決定。また、こども店長のCMで脚光を浴びた加藤清史郎は、東宝系ミュージカル『エリザベート』で高評価を得て、現在では舞台中心の俳優にシフトしています。また今年3月には、『崖の上のポニョ』で大ブレークした子役・大橋のぞみが、中学校入学を機に芸能界を引退するという出来事もありました」
たとえ世間で再び子役ブームが巻き起こったとしても、その時、彼らはすでに子役ではなくなっている可能性も十分考えられる。“視聴率神話”が崩壊した今、テレビでブレークした子役が、さまざまな道を模索しだすのも、当然の流れかもしれない。