来日セレブは嵐の番組へ! ミラ・ジョヴォヴィッチ、来日の舞台裏
――海外セレブの来日プロモーション。本国ではパパラッチに追われる彼らも、日本では束の間の自由を謳歌! しかしそれゆえ、日本滞在をお世話するスタッフたちの苦労は多いんだとか。セレブの素の姿を知る関係者から話を聞き出し、コッソリお伝えする「スター☆マル秘報告書」!
『バイオハザードV リトリビューション』(公開中)のキャンペーンで来日したミラ・ジョヴォヴィッチ。今回は、本作の監督であり夫でもあるポール・W・S・アンダーソンと娘(4歳)と共に来日。彼らの来日メンバーは少人数で、家族3人と娘のナニー、ミラのヘアメイク、スタイリスト、パブリストなどごく限られたメンツです。「あなたは誰ですか?」と聞きたくなるような、子どもの友達やその家族まで連れてくるハリウッドセレブもいますが、彼女の場合は違います。ミラと監督が宣伝活動をしていたのは2日間ですが、実はファミリーは1週間くらい滞在。日本を満喫していたそうです。
仕事の2日間は怒涛の取材攻め。ミラはテレビ出演を中心に、監督は雑誌などの紙媒体を中心に、娘はナニーと遊ぶ……というスケジュール。配給会社のソニーが、何がなんでもミラを出演させたかったのは嵐の番組です。そして見事、『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)の「未知との遭遇しやがれ~in THE WORLD~」コーナーへ出演させることができました。この日のコーナー担当は松本潤氏。ミラの姿を見て「ウソだろう!」と驚く松潤を見た人も多いはず。そんな松潤に『バイオハザード』仕込みのアクションを伝授したミラ。ハリウッドセレブがここまでやるのか! というほどサービス満載でした。ミラは何度も来日して、宣伝キャンペーンをこなしているので、日本の宣伝で何をすべきかわかっていますね。宣伝スタッフも、「彼女はまだ十代の時に初来日。それからずっと見てきましたけど、大人になったなと思いますよ。いつも宣伝キャンペーンは一生懸命やってくれるので助かります」と話していました。
それにしても時代は変わりました。ちょっと前までは来日スターはSMAPの番組に出そうと躍起になっていたのに、今は嵐です。そういえば配給のソニーは、アンジェリーナ・ジョリーが来日したときも『嵐にしやがれ』で松潤がアンジーにインタビューするという企画をやっていました。食い込んでますな、嵐に!
さて、ミラがオフにどこで何をしていたかというと……わかりません。ミラは何度も来日をし、そのたびに日本に友達が増えていくので、もう映画会社のスタッフのアテンドがなくても「勝手にお出かけするから大丈夫よ」となっているのです。今回も娘とキディランドでお買い物したそうですが、それもスタッフいわく「自分でサッサと行ったみたいですよ」とのこと。食事はハリウッドセレブ御用達の「ステーキハウス ハマ」などで召し上がったそうですが、スタッフがこれを知ったのも後からだそう。勝手知ったる東京なのでしょう。そこいらの観光客よりも、東京に詳しいハリウッドスター、ミラ・ジョヴォヴィッチ。意外と地方からの観光客に東京案内できちゃうレベルかもしれませんね。
斎藤 香(さいとう・かおり)
映画好きが高じて、映画誌編集者を経てフリーランスライターに。ハリウッドセレブや韓流スターの来日現場でマル秘ネタを連日情報収集。All aboutの映画ガイド担当。