インソール着用をネタにするのに! K-POPアイドルの身長への執念の謎
最近はマッチョ系や野獣系だけでなく、草食系グループやチワワ系、クリーミィ系など、さまざまなタイプのアイドルが出てきたK-POP界。筋肉重視の風潮は弱まっているようだが、それでも身長は高い方がいいとされているらしい。そこで、K-POPアイドルに必要不可欠となってくるのが「インソール」と呼ばれる靴の中敷だ。日本にもシークレットブーツの着用疑惑があるアイドルがいるが、ウワサや疑惑どまりで、本人が着用を告白することはない。しかし、彼らは中敷のことを隠さず、むしろトーク番組でネタにすることもあるというのだ。
「東方神起のユンホは184cmと背が高い方なのに、相方のチャンミン(186cm)とのバランスを考えてインソールを使用しているそうです。SUPER JUNIORのイトゥクは、“中敷アイドル”というニックネームで呼ばれることもあるほどで、靴の中だけでは事足りず、靴下の中にまでインソールを仕込んでいるみたいです。最近は開き直ったのか、テレビ出演中にインソールの話が出ると自ら中敷を出して見せるほどになりました。また、そんなイトゥクのイメージを利用したのか、韓国の通販サイトのインソールの広告塔に勝手に写真を使われていましたよ」(K-POPファン)
このほか、ZE:Aのメンバーのグァンヒはその明るくストレートなキャラクターでバラエティ番組で引っ張りだこだが、メンバーに「インソールを出してみろ」と言われて、しぶしぶ出したところ、何枚も重ねた特殊仕様になっていて、その高さは10㎝ほどもあったという。
実際に取材現場を訪れるK-POPライターは、インソールが入っているかいないかは見ればすぐにわかるという。
「K-POPのアイドルって、踊る時にハイカットの靴を履くことが多いんですよ。それはなぜかというと、インソールを入れてかかとや足首が不安定になっているので、紐で縛って固定できるからなんです。だから、インソールを入れているアイドルの足元を見ると、足の甲の部分が不自然に盛り上がっていて、痛そうなんですよね」
また、インソールを入れて踊っていると危険も付き物だ。K-POPアイドルがケガで活動を休止することがあるが、その原因の1つとして、不自然なインソール使用もあるとライターは語る。しかし、そうまでしてインソールを使う理由は何なのだろうか?
「韓国のアイドル界は、日本ほど個性が重んじられてきませんでした。だから、ダンスも揃っていれば揃っているほどいいし、女性アイドルが整形を繰り返すのも、微妙な個性を追求するような日本文化と違って、鼻は高ければ高いほどいい……という均一化された価値観からなんです。だから、身長も高ければ高いほどいいという考えがあって、それでインソールがやめられないのでしょう」
とはいえ、それを種明かししてネタにしてしまっては、背を高く見せる意味はないと思うのは、日本人の感覚なのだろうか。