来日の目的は有楽町ガード下? キーファー・サザーランドのリーマン的余暇
――海外セレブの来日プロモーション。本国ではパパラッチに追われる彼らも、日本では束の間の自由を謳歌! しかしそれゆえ、日本滞在をお世話するスタッフたちの苦労は多いんだとか。セレブの素の姿を知る関係者から話を聞き出し、コッソリお伝えする「スター☆マル秘報告書」!
キーファー・サザーランドといえばジャック・バウアー! そうです人気ドラマ『24 -TWENTY FOUR-』の彼です。しかし、今回来日したのは『24』ではなく、新しいドラマ『TOUCH/タッチ』(WOWOW、10月5日スタート)の宣伝キャンペーン。2年ぶりの来日です。
キーファーといえばヘビースモーカーで知られています。以前、『24』が日本で爆発的にヒットしているのになかなか来日しない理由を「飛行機で喫煙できないから」と言い、前回の来日のときは、会見でも喫煙。「会見でタバコOKって滅多にないので、それでは! と吸わせてもらったんだ」と言ったそうです。しかし、今回のキーファーは、取材では喫煙せず、タバコを吸うときは取材の合間、自室に戻って吸っていたそうです。喫煙のお許しが出なかったのか、それとも本人が気を使ったのか? いずれにせよヘビースモーカーであることには変わりないようです。
またハリウッドの映画スターはモデルではないので、カメラに向かって笑うのが意外と苦手。写真撮影を嫌う人も多く、キーファーも写真は嫌いらしい……という話でしたが、今回の彼は違いました。取材前には「撮影はアップだけ数枚」という約束が、急遽現場で全身撮影OKとなり、カメラマンが慌ててバック紙の準備をしていると、なんとキーファー本人がセッティングを手伝ってくれたそうです。カメラマンさんは大汗だったことでしょう!
「気難しい人」というウワサもあったようですが、蓋を開けたらいい人だったキーファー。ちなみに宿泊は、日比谷の某高級ホテル。さぞやごちそうを召し上がって……と思ったら、彼はランチにマクドナルドのハンバーガーをリクエストし、夜は、有楽町のガード下で飲むという……まるで日本のサラリーマン! あの煙もうもうの人混みの中にキーファーがいたなんて信じられますか? かなり庶民派なハリウッドスターだったのですね、キーファーって。
斎藤 香(さいとう・かおり)
映画好きが高じて、映画誌編集者を経てフリーランスライターに。ハリウッドセレブや韓流スターの来日現場でマル秘ネタを連日情報収集。All aboutの映画ガイド担当。