「私にも才能がある」マイケル・ジャクソンの娘が、父の影と決別宣言
3年前に他界したマイケル・ジャクソンの愛娘パリスが、最新インタビューで「マイケル・ジャクソンの娘って呼ばれるのは嫌」と赤裸々に告白した。兄プリンスや弟ブランケットと異なり、世間を恐れることなくTwitterでも強気な発言をする彼女は、「自分らしくありたい」とも発言。偉大なる父親の影から脱したいという思いを語り、話題を呼んでいる。
昨年12月に、13歳という若さで新作映画『Lundon’s Bridge and the Three Keys』の主役の座を射止めたパリス。女優業だけでなく、学業や、友達との交流、毎晩夜中の3時までTwitterをやるなど、忙しい日々を送っている。パリスの最新インタビュー記事が掲載されているのは、アメリカで9月11日に発売される人気女性ファッション誌「GLAMOUR」の10月号。雑誌の公式サイトには、パリスの写真とインタビューの一部が公開されている。
パリスは女優としての道を歩みだしたものの、マイケル・ジャクソンに絡むネタや、Twitterで発信する生意気な発言ばかりが注目を集めている。本人も父親に対する愛を語ることが多く、Twitterで、マイケルの写真を無数にベタベタと貼りまくったベッドルームを公開し、世間を驚かせたこともあった。
「GLAMOUR」のインタビューで、「パパのことは愛している。パパの娘であることを誇りにも思っているわ。ただ、私には“M.J.の娘”って肩書が、しっくりこない気がするのよ」と、きっぱりと述べている。続けて、「私がいろいろできるのは、マイケル・ジャクソンのおかげだって思っている人が多いけれど、私には才能があることをわかってほしいわ。私には才能があるから、挑戦すれば成功するんだってことをね」と語り、自分自身にも類まれなる才能があると断言。「私は、自分らしくありたいのよ」と言い、世界的スーパースターの愛娘にふさわしい、自信に満ちあふれている姿を現した。
ビンタし合ったという誤報が流れるほど不仲だとされているジャネット・ジャクソンは、パリスは18歳になるまで芸能活動をするべきではないと、女優活動について断固反対の立場をとっている。「大人になれば、思う存分なりたい女優になれるのに。今しかない子ども時代をふいにするだなんて」と吐き捨てるように言うほど、大反対しているのだという。
女優活動を親族から反対されているという件に関して、パリスは、「たくさんの人たちから反対されたわ」と認めた上で、「でも、ラトーヤおばさんは、私には才能があるって信じてくれた。私がギターを弾きながら歌っているのを聞いて、拍手してくれたのよ。“オーマイ・ゴッド、オーマイ・ゴッド”ってね。おばさんには、とっても励まされるの。彼女は本当に素晴らしい人よ」と、強い味方がいることを明かした。
ラトーヤは、マイケルより2歳年上の姉で、ジャクソン兄弟の次女。歌手として活動をしてきたがあまり売れておらず、「プレイボーイ」でヌードを披露したり、美容整形を繰り返したり、父親から虐待されていたことを暴露したり、マイケル・ジャクソンが幼児性的虐待で訴えられた時も「それは事実」だと爆弾発言をするなど、“ジャクソン家のお騒がせシスター”として知られている。マイケルとは幼児性的虐待の件で一時不仲になったが、その後和解し、子どもたちを交え頻繁に交流していた。パリスは、娘時代のラトーヤに顔がとてもよく似ていると言われており、特に親近感を抱いているのかもしれない。
「GLAMOUR」のインタビューで、パリスは学校生活や以前テレビ番組で明かしたイジメについて、「うちのクラスの派閥の子たちは、私や私の友達が嫌いなの。私たちは型にはまらないし、マネっこなんてしないからね」とサラッと述べ、「本当に大勢の生徒からバカにされているわ。私みたく、イジメられている子にアドバイスするとしたら、“肩の力を抜いて、奴らのことなんか無視しな”かな。奴らがどんだけ学校の人気者だと思っているのか知らないけど、罠にハマっちゃだめ。平然としてなきゃ」と、堂々と述べた。
また、パリスは、髪形や洋服など古き良き80年代的な雰囲気を漂わせている兄のプリンスから、「ゴス(ゴシック)って呼ばれている」とも告白している。でも、彼女いわく、「私はどちらかというとロックン・ロールなの」とのこと。「古い音楽を聴くのも好き。AC/DCとかね。フィル・コリンズなんて超ヤバイって感じ!」とマイケル以外の音楽もよく聞いていることを明かした。
思春期真っただ中で、生意気盛りのパリス。ジャクソン家のお姫さまが、今後、どのように成長するのか、また、彼女をどんな騒動が待ち構えているのか、気になって仕方がない。