工藤静香と絢香のコラボに、ジャニーズ事務所が苦い顔をする理由とは?
ソロデビュー25周年を迎える工藤静香に、シンガーソングライターの絢香が楽曲提供することが報じられ、話題となっている。絢香がほかのアーティストに楽曲を書き下ろすのは初めてであり、すでにレコーディングされた作品には、本人もコーラスで参加しているという。
今回のコラボは、絢香を尊敬する工藤が、関係者らに楽曲提供を打診したことで実現に至った。意外にも思えるが、2人に仕事上の接点はなく、両者の仲をつないだのは工藤の夫であるSMAP・木村拓哉だとみられている。
2009年の連続ドラマ『MR.BRAIN』(TBS系)で初共演を果たした木村と、絢香の夫で俳優の水嶋ヒロ。「撮影を通じて意気投合し、その後は家族ぐるみの交流が続いている」と、水嶋が自ら口にしていた。しかし今回のリリースに関する流れを、木村所属のジャニーズ事務所は、決して前向きには捉えていないという。
「タレントのプライベート露出を好まないジャニーズからすれば、水嶋が木村の名前を出すことは何の得にもならない話。特に水嶋と絢香に関しては、さまざまなトラブルから、現在も干された状態が続いているため、苦い顔をするのも当然のことといえるでしょう」(週刊誌記者)
水嶋と絢香は人気絶頂のさなか、周囲の反対を押し切る形で、所属事務所「研音」に報告をしないまま入籍した。事務所の怒りを買うのは当然で、翌年の9月に水嶋は事務所を退社、以後、執筆活動に専念することが発表された。
「研音から離れた後の水嶋の引き取り先をめぐっては、ずいぶん難儀していました。“芸能界の実力者”が各大手事務所に『絢香と抱き合わせ』の条件で売り込んでいたのですが、どこも引き取るところはなかった。最終的に絢香が所属レコード会社と契約を解除した際に、共に独立した関係者が代表となって、現在の個人事務所を立ち上げることになったんです」(同)
その後水嶋は、自著の出版で注目を浴び、一時的にCMなどの仕事は入ったが、やはり前事務所のプレッシャーもあり「水嶋は使いづらい」と判断されたのだろう。最初の頃、フジテレビだけは夫婦を好意的に取り上げていたが、絢香が『とくダネ!』のインタビューに出演した際、小倉智昭とモメ事を起こしていたことが報じられてしまった(既報)。現在は、取り上げるメディアもほとんどないというのが現状だ。
そして“要注意物件”なのは、水嶋と絢香だけでなく工藤にしても同じだという。
「木村は“既婚者”であることは極力表には出さない主義。ジャニーズから工藤側に対するプレッシャーこそ現在は少なくなっているようですが、『何かあってからでは面倒なので』という理由で、工藤を使いたがるメディアはほとんどない状態です」(芸能プロ関係者)
こんな取り扱い注意物件が乱立してしまっては、せっかくの豪華コラボも、これ以上盛り上げづらい。
「しかし木村は、以前から、自分たちと似た境遇である水嶋にシンパシーを感じているようで、色々と相談にも乗ってきたようです。今回のコラボも、なんらかの木村の判断があったのは間違いないでしょうが、ジャニーズとしてはこれ以上深く関わってほしくないというのが本心では」(同)
芸能界、そして人生の先輩でもある木村のバックアップは、果たしてどこまで水嶋&絢香夫妻の力になることができるのだろうか?