スティーヴン・セガール、税金未納で発覚した思わぬ高収入はどこから?
映画『沈黙』シリーズで知られる、“無敵の男”スティーヴン・セガールが、カリフォルニア州税務当局より2010年の税金33万5,606ドル(約2,600万円)が未納であるとして訴えられた。全額支払うまで、当局により邸宅や車などの資産は差し押さえられるという。ここ数年、税金をきちんと払っていないセレブが次々と摘発されているが、スティーヴンの場合は目立った活動をしていなかった2010年にそんなに稼いでいたのかという点で驚かれている。
世界的なアクションスターというだけでなく、武道家であり保安官代理であり、ギタリスト、栄養ドリンクのプロデューサーなど、幅広く活躍しているスティーヴン。カリスマ的な人気を誇る彼だが、近年はB級映画ばかりに出演しており、中には劇場公開すらされず、DVDとしてのみ販売される作品も少なくない。そんな彼が2010年に約2,600万円の税金を納めなければならないほどの高額収入があったようだ。所得税の計算は複雑であるため正確な収入額は把握できないが、単純計算しても軽く1億円を超える収入を得ていたことは間違いないだろう。
2010年、スティーヴンが出演したメジャーな作品は、ハードアクション映画『マチェーテ』と、リアリティ番組の『実録! スティーヴン・セガール警察24時!』といったもの。『マチューテ』では極悪な麻薬王の役が当たり役だと評判になったが、破格といえるギャラを貰ったとは考えにくい。『実録~』もエピソード数はそれほど多いわけではなく、ドキュメンタリータッチの作品なので、契約金はそれほど高くはないと見られている。
また、2010年は、元アシスタントや元スタッフの3人女性たちから、セクハラをされたと起訴された年でもある。「しこりがないかチェックする」と胸をまさぐられたり、「ちょっと確認する」とズボンの中に手を突っ込まれたりしたと女性たちに訴えられたスティーヴンは、事実無根だと無罪を主張。最終的に訴えは取り下げられたが、大きなイメージダウンとなった。弁護士にもかなりの額を支払ったことだろう。
メジャーから遠ざかっているスティーヴンだが、実はシルヴェスター・スタローンの大ヒットシリーズ『エクスペンダブルズ』第3弾の悪役候補に挙がっているというウワサが流れている。もし実現すれば、高額な契約金を手にすることができ、未納税トラブルもすぐに解決するだろう。
ここ数年、大物セレブが税金不払いで訴えられるケースが相次いでいる。アル・パチーノ、ニコラス・ケイジ、パメラ・アンダーソン、リンジー・ローハン、ケリー・オズボーン、ブルック・シールズ、ライオネル・リッチー、リル・キムら相当たる顔ぶれが、税金を払っていないと訴えられているのだ。金に困っているのではなく、うっかり支払い忘れたというケースも多いセレブの税金未納。“無敵の男”スティーヴンが金欠でないことを祈るのみである。