サイゾーウーマン芸能カードゲームも乙女を囲い込みか? 芸能 乙女狙いで囲い込み! 「ヴァンガード」の陰で「バトルスピリッツ」が躍進? 2012/08/20 08:00 芸能ウラ情報 『カードファイト! ! ヴァンガード (14)』/ポニーキャニオン 子どもやオタク女子に大人気の、トレーディングカードゲーム「カードファイト!! ヴァンガード」。アニメ化だけでなく、CMのイメージキャラクターにDAIGOを起用し、今年5月にはDAIGO主演で単発ドラマにもなっている。一介のカードゲームとは思えないほどのメディア展開であるが、その裏にはある名物社長が存在している。 ヴァンガードを製作・販売している「ブシロード」の代表取締役社長は木谷高明氏。木谷氏は、現在オタク女子人気No.1の乙女ゲーム「うたの☆プリンスさまっ♪」を製作している「ブロッコリー」の創業者で、初代代表取締役社長でもある。ブロッコリーを離れてからはブシロードを設立、事業内容は「カードファイト!! ヴァンガード」をはじめとする、カードゲーム、PCゲーム制作、インターネットラジオ配信などだが、自身のプロレス好きが高じて、今年1月には同社の持ち株会社「ブシロードグループパブリッシング」名義で新日本プロレスを買収、代表取締役に就任した。また、プロレスファンを増やしたいという意向から、ブシロードをスポンサーにして『タイガーマスク』(TOKYO MX)を再放送するなど異色の展開をみせている。 「ヴァンガード」の売り上げは、販売枚数がギネス世界記録に認定されているカードゲーム「遊戯王」に追いつくのではないか、ともいわれている。 「ヴァンガードのメディア展開を見ると、『遊戯王』クラスに売れているように見えますが、あれは宣伝と話題作りが巧いだけで、コミックスと関連書籍が3,600万部を超えた『遊戯王』の売り上げにはゼロがいくつも足りません」(業界関係者) また、「遊戯王」以来、カードゲーム業界もファンの囲い込みに躍起になっているという。 「バンダイのカードゲーム『バトルスピリッツ』が、『ヴァンガード』と同じ日にイベントをぶつけた上、豪華声優陣を呼んで集客を狙うなど、激しい争いを繰り広げています。カードゲームだから市場が男の子というわけでもなく、お金を落としていくのはオタク女子。『ヴァンガード』は女性受けを狙ったキャラクターデザインで、『バトルスピリッツ』は豪華な声優陣で、それぞれが客引きをしています」(同) こういったことから、動員数が少ないとイベント当日に社員を怒鳴りつける木谷氏。「ブロッコリー」とはケンカ別れの末に離れたといわれているが、今回は揉めることなく自社のブランドを育てて貰いたいものだが……。 最終更新:2012/08/20 08:00 Amazon 『カードファイト! ! ヴァンガード (14) 』 どんな分野にも女は萌えをみつけちゃうの 関連記事 アイディアファクトリーが語る、『オトメイト』作品製作背景と乙女の萌えトレンド墓の中まで「腐女子という生き方」は隠し通せるのか? 『腐女子の嫁ぎ方』に見る世界平子理沙のコミケ参加が注目を集める一方、批判を受けたあのオタク芸能人二極化する演劇ビジネス、起爆剤となるのは「城田優」的なイケメン俳優!能動的に夢にだまされたい! タカラヅカへの愛を叫ぶ『ZUCCA×ZUCA』 次の記事 老いの先の幸福を描く『ペコロス〜』 >