徹子を悶絶させた! イモトアヤコの「珍獣と●●した」エピソードとは?
イモトアヤコをゲストに迎えた、8月7日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)。
イモトといえば、世界70カ国をめぐり、さまざまな珍獣を探すという『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)の“珍獣ハンター”としてのイメージが強い。海外、動物、そして芸人。徹子の好物てんこ盛りじゃないか。徹子はやっぱり気になっていたようで、「初めてテレビを拝見した時、アナタがチーターか何かと走ってらっしゃったんですけど」と、のっけから食いつきがいい。
トークはまず、経歴的なことから。「かつて、フォーリンラブのバービーとコンビを組んでいたが、なかなか芽が出なかった」という話の途中で、「面白くないの?」と、いきなり直球ど真ん中を攻める徹子。ここはさすがに自分でも気がついたようで、「すごいね、面と向かって『面白くないの?』っていうの」と自制しつつも、「面白くなかったんでしょう、きっと」と、ますます塗り広げてしまった。
さて、本題の「珍獣ハンター」について。オーディションに合格し、4日後にいきなり行ったロケ地が、コモド島だったというエピソードをイモトが語ったところで、「コモドドラゴンとかいるとこ?」(徹子)、「そうです!」(イモト)、「ワーーー! あそこ行ったの、どうしたの、それで!?」(徹子)と、徹子が一気に食いついてきた。いつもなら、ゲストが中途半端に動物トークを始めてしまうと、「あらそうなの。パンダの場合なんかはねぇ」と言って、自分の得意なフィールドに持ち込んでしまうところなのに、この日はテンションアップ。そこから「それでどうしたんですか?」「お肉あげなかったの」「怖いでしょ、顔が怖いですからね」と、徹子がたたみかける。
とにかく、徹子にとってイモトは、「チーターと走ってた人」というのが強烈な印象だったようだ。その後のトークでも、イモトがパキスタンやロシアに行ったと言えば、「パキスタンでは何か一緒に走ったんですか?」「ロシアでは何か一緒に走ったんですか?」と、何の動物と競走したのかということばかりが気になって仕方ない様子。犬ぞりの写真が出た時にも、「犬ぞりと走ったの!?」と大興奮していたのだが、競走ではなく、犬ぞりに乗ったとわかるや否や、「誰かがそりに乗ってさ、それとアナタが走ったのかと思ってさぁ」と、あからさまにがっかり。犬ぞりに乗るのだって、とても貴重な体験なのに、「乗っただけかよ」と言われてるみたい。イモトとしても、「なんか、競走せずに、そり乗っちゃってすいません」という感じだ。
さて、中盤。「アナタがなんかやったら、ハイエナが笑ったんだって?」と、話を振る徹子。来た、芸人コーナーだ。イモトが言うには、自分のギャグでハイエナが「爆笑」したとのこと。その、ハイエナ爆笑ギャグを、今ここでやってみろという。ソファから立ち上がり、腰をフラフープを回すようにグルグルやりながら大声で、「スリー、ツー、ワン、腰が回ってる、腰が回ってる……」と、ギャグを披露するイモト。徹子というより、スタジオ中が失笑みたいな空気になっているが、このちょっとすべった感じが、いわゆる「逆に面白い」状態になったみたいで満足そう。
とにかく、「動物と走る芸人」という存在そのものがおかしくて仕方ない感じの徹子さん。特に、「イモトの両親は、最初、自分の娘が海外で珍獣を追いかけていることをまったく知らなかった」というエピソードが面白かったらしく、徹子は「テレビ見たら、アナタが動物と走ってたんだって……クックック」と説明している途中で、笑いをかみ殺しきれなくなっていた。さらに、「おかしいじゃない。自分の娘が東京行って、大学生やってるって思ったら、テレビでいきなりさ、セーラー服着て、なんか、動物と走ってた……」と、悶絶。結局、イモトそのものが、徹子にとっての珍獣のようでした。
(太田サトル)