『平清盛』低視聴率が幸いした? SMAP・木村拓哉が次期大河ドラマ出演か
5日放送のNHK大河ドラマ『平清盛』の平均視聴率がついに7.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と一桁を記録。同局が記録を始めた1989年以降、大河史上最低の数字となってしまった。
同時間帯にフジテレビ系でロンドン五輪・女子マラソンの生中継があり、裏番組が強かったことも要因として挙げられるものの、最終章となる第3部のスタートだっただけに先行きが不安視されている。
「かつてNHK大河ドラマへの出演というものは、役者にとっては何よりのステータスと認識されていました。出演が決定した時点で俳優として箔が付くし、平均20%前後の高視聴率もほぼ約束されていることから、その後のタレント活動でもギャラのベースアップが期待できるというわけです」(芸能ライター)
ところが前回の『江~姫たちの戦国~』の全体平均視聴率17.7%を、今回はさらに下回る勢いの低視聴率ぶり。主演を務めている松山ケンイチの芸能活動にも影響を及ぼしかねないという。
「こうした状況もあって、近年では安いギャラや1年近い撮影期間なども踏まえて『何がなんでも出演したい』といった権威的番組ではなくなりつつあります。またその期間にはバラエティや音楽番組ならまだしも、映画や他局のドラマなどに出演することは、スケジュール上だけでなく体面上も難しくなる。2010年の『龍馬伝』の主演として、当初SMAP・木村拓哉にNHKから猛烈オファーがあったそうですが、最終的にジャニーズ事務所から『拓哉を1年間も預けられない』とNOを出されてしまったといいます」(芸能プロ関係者)
しかしつい最近、『平清盛』の次回枠で放映予定の綾瀬はるか主演の『八重の桜』で、綾瀬の相手役に木村の名前が浮上していると一部メディアが報じた。今月中にはサプライズ発表すると、番組プロデューサーは周囲に触れ回っているそうだが……。
「撮影期間中はほかの芸能活動が思うように行えなくなる上、低視聴率のレッテルを貼られるとなれば目も当てられない。木村の出演に関して、拘束時間やギャラの折り合いがつけば可能性もゼロではありませんが、業界的に見ても現在の大河出演にそこまでのブランド力があるのか疑問ですからね」(同)
次回以降もキャスティングの難航が予想されるNHK大河だが、救世主となる俳優が登場する日は訪れるのだろうか。