INFINITEらがファヨンをケア! T-ARAいじめ騒動で他グループも一憂
韓国のガールズアイドルグループ、T-ARAのメンバー・ファヨンが脱退、契約解除に追い込まれた。日本では滋賀県・大津市の男子中学生のいじめが問題になっているが、T-ARAもメンバーによるいじめが脱退の原因ではないかと騒動になっている。事務所の社長であるキム・グァンス代表は「ファヨンとの契約解除はいじめが理由ではない」と否定しているが、T-ARAのバックダンサーを務めたと名乗る人物が「あるメンバーが練習中にファヨンの頬を叩くのを見た」とネット上に書き込むなど、騒動はより深刻化している。
T-ARAは日本では昨年9月に「Bo Peep Bo Peep」でデビューし、オリコンウィークリーチャートで1位を獲得、7月25、26日には武道館での単独公演も成功させた。その武道館公演で、メンバーのファヨンは足を負傷していたために松葉杖をついて登場し、椅子に座ってパフォーマンスを披露したのだが、これに対して、ほかのメンバーたちは「意志の差 私たちは意志を持ってファイト!」(ヒョミン)、「ポジションが人を作るように、意志が人を作ると思う。残念」(ウンジョン)など、ケガをして従来のパフォーマンスができなかったファヨンを非難するかのようにも見えるツイートを繰り広げた。これに対してファヨンが「場合によって、意志だけでは無理なこともある」と返すと、メンバーはフォヨンをTwitterのフォロワーから外した。
この一件以前よりからメンバーによるフォヨンへの嫌がらせは存在したようで、メンバーが座るソファーに座らせてもらえない、メンバー同士のハイタッチから外される、傘が壊されるなど、それら映像がいじめの証拠としてファンによりネット上に出回っている。
Twitter騒動から5日後の7月30日には、「この度、ファヨンは自己管理の不足・度重なるプロ意識の欠如でファンの皆様をはじめとした、多くの関係者の皆様に迷惑と失望を与えたことは、非常に残念であります」と日本の公式HPでファヨンの契約解除が発表された。騒動を沈静化するため事務所側がファヨンに責任を負わせたのではないかと、ファンの不信感は募っている。また、韓国のテレビ局であるSBSやMBCのプロデューサーも今後、T-ARAと交渉を控えたいとTwitter上でコメントをしている。そんな中、K-POPアイドルたちはファヨンの強い味方となっているようだ。
「つい最近、韓国ではアイドル運動会があったんですけど、そこでもファヨンはメンバーから仲間はずれにされていて、そんな様子に気づいたSISTARのダソムが一緒に写真を撮ってあげたりしていました。それから、INFINITEのソンジョンは、ことあるごとにファヨンの側にいて話しかけてあげたり、壊された傘を直してあげていましたね。ソンジョンは普段からちょっと女性らしい細やかな気遣いのできる子で、日本のファンからはオカマンネ(オカマ+末っ子を意味するマンネ)と呼ばれているんですが、ソンジョンの優しさに泣けてきました。ほかにも、MBLAQのメンバーもファヨンを気遣っていました」(K-POPファン)
いじめが本当か否かはまだはっきりとはしていないが、韓国のファンは、「T-ARAに真実を要求します」というインターネットカフェを開設。31日午前の時点で25万人以上のファンが加入しているという。ファンたちの熱い思いに、事務所はどう応えるのか注目していきたい。