K・スチュワートの不倫報道を受けたファン動画、愛が濃すぎると話題に
世界各国で社会現象を巻き起こしたヴァンパイア・ロマンス映画『トワイライト』シリーズのヒロイン役で知られるクリステン・スチュワートが、最新出演作『スノーホワイト』の監督ルパート・サンダースとの浮気現場を写真に撮られたことを受けて、謝罪声明を発表した。潔く過ちを認めた彼女だが、妻子ある男性と不倫したこと、『トワイライト』で共演し公私ともに恋人関係のロバート・パティンソンを裏切る行為をしたこと、不倫相手の妻と子どもたちに対しては謝らなかったことについて非難が殺到。日に日に報道がヒートアップしている。そんな中、クリステンの脇の甘さにブチ切れた『トワイライト』の熱狂的なファンが、「やめてぇ!」「2人をほっておいてぇ!」と訴える動画をYouTubeにアップし、話題を呼んでいる。
クリステンが、かねてよりウワサされていた19歳年上のサンダース監督との浮気を認めたのは、現場写真が米タブロイド「US ウィークリー」に掲載された翌25日のことだった。同誌は、今月17日の2人の逢瀬について細かく書いた上、ウットリとした表情で寄り添う写真を何枚も掲載。それを見て逃げられないと思ったのか、クリステンはあっさりと浮気を認めたのだ。
謝罪文は、「私のそばにいる人たち、また今回の件に関係する人たちを傷つけ恥をかかせたことを、心の底から謝罪します。一時的な軽率な過ちで、私の人生の中で最も大切な、最愛の尊敬するロブとの関係を危険にさらしてしまいました。私は彼のことを愛しています。本当に愛している。本当に、本当にごめんなさい」という短いものだが、ロバートを失いたくない彼女の必死な気持ちが表れている。
この謝罪声明に敏感に反応し、YouTubeに怒りの動画を掲載したのはエマ・クラークという25歳のイギリス人女性。彼女はナッティ・マダムというハンドル名でYouTubeとTwitterにアカウントを持っており、『トワイライト』に関する感想動画やツイートを掲載している、同シリーズの熱狂的なファンである。
彼女は、現地時間の25日に「クリステン、なんでこんなことができるの?」というタイトルで4分23秒の動画を掲載。「この件について自分がビデオを制作するなんて思ってなかった。本当のことじゃないって、作り話だって信じていたから。でも、さっきペレス・ヒルトンのゴシップ・ブログで、クリステンが浮気を認める声明を発表したことを知ったわ。“ごめんなさい”と言えばすべてが許されるとでも思っているのかしら」と言い、はぁ~と深いため息をついた後、「みんな、この件から手を引くべきだと思うの。ほっとくべきよ。だって、みんなには無関係なことだもの。でも、彼女があんな声明を出しちゃったから……“世界中にみなさん、どうぞ、どうぞ、書き立ててください”って感じに」と一気に述べた。
そして、「うぉ~っ!」という叫び声を上げた後、「彼女がなんでこんなことをするのか、本当に理解できない。どうして? なんで、ロバート・パティンソンを裏切れるの? 何のために浮気をしたの? いまいましい、ルパートえ~っと誰と浮気したんだっけ? うぉ~っ!」と発狂寸前。手で目を押さえた後、カメラをキッと見据え、「マジで。2人のことは、ほっといて頂戴! 2人のことは2人で解決させるべきよ」「お店に行って、店員さんに“ねぇ、あなたが最後にクソったれたことをしたのっていつ?”なんて聞かないでしょ。不適切だし、私的なことだもの。同じことよ。ロバートとクリステンの私生活にずかずか入り込んで、何もかも知る権利があるように振る舞うのは間違っているわ」「運が良ければ、上映会やイベントで2人に会って、一緒に写真を撮って、ハグもできるかもしれない。でも、それ以上はダメ。パーソナルな領域にずかずか入りこむのはダメ。やめて! ほっておきなさい! マジでいい加減にしなさいよ!」「2人をほっておいてぇ!」と言い放った。
続けて、「彼女(クリステン)が声明を発表したことが、本当に信じられない。ショックだわ。ちょっと、読み上げてみるわね」と、声を詰まらせながら読み上げ、「あのね、彼のことをそこまで愛してるのなら、浮気なんてしないわよ。本当に大切に思ってるなら、しないわよ。そして、ほっとかれたいなら、こんな声明なんて出さないはずよ」と淡々と述べた。そして、次の瞬間、鬼ような形相になり、「っていうか、アンタ、浮気現場の写真撮られるなんて、本当にバカよねっ! マジで大バカだわ」と叫び、再び深いため息をついた。
そして、「私は別にクリステンのファンってわけじゃないけど、ちょっと、これはね」と言い、号泣。「こんなことするなんて信じられない。ウソだと思ったのに。ロブがかわいそう。今、彼らの身に起こっていることを思うと気の毒で」とポロポロ涙を流し、「ほっておいて。2人とも、もうほうっておいて頂戴!」と訴えた。
この動画が掲載されてまだ1日しかたっていないが、すでに50万回以上も再生されている。2007年にブリトニー・スピアーズがゴシップ誌を賑わせた際に、熱狂的な美形男性ファンが泣き叫びながら「もう、これ以上ブリトニーを追いかけまわさないでぇ! ほっといてあげてぇ!」と訴えるという動画を掲載したが、それに匹敵するほど愛を感じさせるファン動画だと話題になっている。
一方ロバートは、今回の件についてまだ公式なコメントを出していないが、「US ウィークリー」は、「打ちのめされており、どうしたらよいのかわからないようだ」と報道。また、クリステンについては「自分が悪いのだ、責任は自分にあると自身を責め続けている」と伝えている。
なお、監督の妻でモデルのリバティ・ロスに対して、クリステンからの謝罪の言葉がないと非難されている件について、米芸能ゴシップサイトの「RadarOnline」は、個人的に謝罪の手紙を送る方がよいだろうと配慮したからだと報道。情報筋の話として、公に彼女の名を出しスキャンダルの表舞台に引っ張り出すようなことはしたくなかったからだと伝えている。
エマが怖い顔で訴えるように、なぜ、クリステンが公に不倫を認めたのか理解に苦しむ点もあるが、報道前から、関係を終わらせるべきだと罪悪感に押しつぶされそうになっていたのかもしれない。一瞬のトキメキと快楽を与えてくれた不倫の代償は、彼女が思っていた以上に大きいものだったといえよう。