徹子をお姉ちゃん呼ばわり! チャン・グンソクのプリンスっぷりが炸裂
「私ね……男の人からね、指輪もらうの初めて(はぁと)」
誰が徹子をこんなにメロメロにしたのか。それは“アジアのプリンス”ことチャン・グンソクである。
7月16日の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演したチャン・グンソク。「韓国でも『徹子の部屋』は有名で、自分もよく見ていた」と、かなり流暢な日本語で説明するのだが、この日本語は「多分……今日のために勉強してたかなぁと思いました」と、いきなり“運命の出会い”を感じさせる、甘いトーク。徹子も、「上手ですねぇ」と言いながら、うれしそうだ。
こんな感じに最初から最後までグンちゃんが徹子へ大サービス、徹子が乙女になるといった場面が何度も繰り広げられた。「アナタのね、笑顔がカワイイってみんな言うんだけど、ホーントにお笑いになるとね」と徹子が言えば、「アリガトウゴザイマス~」徹子に顔を近づけ、満面のグンちゃんスマイル。さらに徹子を夢中にさせたのが、「お姉ちゃん」呼ばわりだ。今まで本当の恋愛をしたことがないと言いながら、唐突に、「お姉ちゃん、助けてください!」とすがるグンちゃん。桑田佳祐はじめ、徹子を「お母さん」と呼ぶ人は何人かいたかと思うが、「アタシもね、芸能界長いですけどもね、ホントに初めてお姉ちゃんって言われたの」と、徹子もまんざらでもなさそうで、「お姉ちゃん、教えてあげるよ、なんでも」と顔を緩ませる。もう、頼めばなんでも買ってもらえそうだ。
グンちゃんは、ファンのことを、パワーがたくさんもらえるという意味を込めて「ウナギ」と呼んでいる。ウナ丼も大好きというグンちゃんに、「今度食べに行きます?」と、徹子からデートのお誘いが。これに、「もちろん。お姉ちゃん、一緒に行ってください」と返事をしながら、「私、お金無いですから」とふざけるグンちゃん。「寄付してください」と徹子に両手を差し出せば、徹子は大ウケ。なんとも甘え上手なグンちゃんである。
そんな「お姉ちゃん」に、なんとグンちゃんからカップルリングのプレゼントが渡される。指輪、しかもカップルリング! 徹子も、「どうしようそんなものいただいちゃって」と言いつつ、もともとはめていた指輪を外す。ウキウキだ。「アタシの友達の男の人は、みんな指輪をくれようって思わないの」と戸惑いながらも、「キレイねぇ。なんてキレイなんでしょう」と、舞い上がり気味の徹子に、同じリングをはめたグンちゃんが手を組み合わせる。徹子は「まあどうしましょう(はぁと)」と、完全に乙女と化してしまった。本当にもらっちゃっていいのかと念を押す徹子に、グンちゃんがこう返す。「はい。私はたくさんあるので大丈夫です」。うまい。このグンソクジョークに、思わず徹子も、グンちゃんの手をペチペチ。そして一旦引いたと思わせたところで、「私と結婚してください」と突然のプロポーズが飛び出した。「私もこんな若いキレイな方から結婚申し込まれたのは初めてでございますが」と徹子も大わらわ。さすが、アジアのプリンスだ。
こんな感じでアレコレふざけてみせ、直後に「アハハハハ!」と大笑いしてみたり、カメラ目線でキリッとしてみたりするグンちゃん。そのたたずまいは、実はちょっとトシちゃんにも似たものがある気もしたのだが。そう思って見てみると、オデコのラインとかも似ているようにも見えるし。徹子との相性のよさも、そこからくるのかもしれない。
終始「お姉ちゃん」を翻弄したグンちゃんであったが、番組終了直前にも、「(徹子の)電話番号が欲しいです!」とおねだり。「アハハハ……」と、トシちゃん笑いをしたところで番組は終了した。
わずか30分ほどで、完全に「ウナギ」になってしまった徹子さんでした。
(太田サトル)