海外
誤っての誤飲?

一度に5本抜歯し、鎮痛剤の過剰摂取!? スタローン息子の死の真相は

2012/07/19 16:00
二股かけられても親友になれるって男同士は不思議

 還暦を過ぎてもなお第一線で活躍するハリウッド・アクションスター、シルべスター・スタローンの息子で、俳優・映画監督のセイジ・スタローンが、13日、ハリウッドの自宅で遺体となって発見された。最新情報では、ロサンゼルス市警察の強盗殺人課が捜査に乗り出したそうだが、当初から報じられているように薬の過剰摂取(OD)が死因という説が有力だと考えられている。セイジは処方箋薬に依存していた可能性が高いとも言われているが、彼の弁護士は「薬もやらないし酒も飲まなかった」「遺体のそばに薬の空き瓶など転がっていない」とODを否定。他殺もあり得るのかと情報が錯綜しているが、そんな中、沈黙を守り続けていた母親が「息子は一度に5本抜歯し、鎮痛剤を飲んでいた」と発表。痛みに耐えられず、強い鎮痛剤を飲みすぎて命を落としたとの見解を示した。

 36歳の若さで急死したセイジは、シルベスターと最初の妻で女優のサーシャ・キューザックとの間に生まれた長男。自閉症だと診断された弟と共に幸せな生活を送っていたが、9歳の時に両親は離婚。シルベスターは、アーノルド・シュワルツェネッガーと二股をかけていたブリジット・ニールセンと結婚するためにサーシャを捨てたのだが、セイジとはその後も良好な親子関係を築いていた。1990年に公開された『ロッキー5 最後のドラマ』では親子役で共演しており、今回の息子の突然の死に打ちひしがれているという。

 米芸能サイト「TMZ」は、セイジの遺体を発見したのはメイドであり、死後3~4日以上たっていたと報道。警察関係者からの情報として、発見現場となった家にはビールの空缶や薬の空き瓶が散乱していたとし、「事件性はない。遺書もないことから、自殺の可能性も低い。恐らく誤って薬を過剰摂取したのだろう」と伝えた。

 しかし、セイジの弁護士で長年の友人であるジョージ・ブラウンスタインは、米エンタメ・チャンネル「E!」の取材に対して、「彼が飲酒するところも、ドラッグをやっているところも見たことがない。ただの一度もだ」「つい最近も、彼が結婚したら、とか、楽しい結婚生活を送るんだろうなとか、そんな冗談話をしていたんだ。彼は明るくて落ち込んでいなかったし、何の問題も抱えていなかった。もちろん、金銭的な問題もだ」と述べ、薬物依存症だったといううわさや金銭的な問題を抱えていたという説を真っ向から否定。

 また、米芸能誌「People」に対して、ジョージは「セイジは長年交際していたガールフレンドと、週末にラスベガスで結婚しようかと計画していた」「映画製作に向けて、プロダクション契約を結んだばかりだった」と語り、薬や酒に溺れるなど、死に急ぐような若者ではなかったと強調。「遺体が発見される17時間前に、自宅で撮影した自身の写真をFacebookに掲載している」ことも明かし、死後3~4日以上たっていたという説まで跳ねつける発言をした。

 だが、米ゴシップ芸能サイトの「RadarOnline」は、2カ月前にセイジと会ったという人から、彼が何らかの薬をやっていたようだという証言を入手。彼が遺体となって発見される2カ月前に、セイジの邸宅で、「ゾンビと美女」がテーマのマニア向けアダルト誌「Girls&Corpses」の撮影が行われたのだが、その時、セイジと映画製作の話で盛り上がったというフォトグラファーのマーク・ベリーのコメントを紹介した。

 セイジはマークに、「16mmフィルムで映画を製作したいんだ」と熱い口調で語ったとのことで、「自殺するような雰囲気にはまったく見えなかった。映画を撮影したいんだって話をしてくれてね。仕事の計画を立てていたし、彼は将来への希望に溢れていた」とのこと。しかし、その一方で、「とても才能のある人間だなと思ったけれど、何かの治療薬を服用しているのかなという印象は受けた。グダグダだったわけではないが、ぼうっとしていたのでね」「だから、彼が亡くなったと聞いた時、誤ってODしてしまったのだろうと思ったんだ。それか、体の機能が停止してしまったかって、そんなふうに思ったね」とも述べており、あまり健康的には見えなかったようである。

 撮影に立ち会った「Girls&Corpses」の創業者ロバート・ラインも、セイジのことを「とても寛大な人だった」と述べた上で、「でも、動作が遅くて、クネクネしていて、何かヤッてるなとは感じた。ウツっぽいわけではなく、グロッキーだったね」と述べており、誰の目から見ても薬を飲んでいたのは明らかだったようだ。

 このように、何らかの薬を飲んでいたと伝えるメディアが多く、ODで間違いないとみられていたのだが、16日になって、セイジの死亡事件がロサンゼルス市警察の強盗殺人課に回されたと報道。弁護士が「薬も酒もやらない男だった」と主張しているため、一応捜査することにしたのか、それとも何か新たな情報が出てきたのか、ひょっとすると他殺の可能性があるのではないか、とタブロイドは色めきたっている。

 そんな中、これまで沈黙を守り続けてきたセイジの母親サーシャが、正式なコメントを発表。遺体が発見される2週間前に、彼が一度に5本抜歯するという治療を受けたことを明かした。「やめときなさいと言ったのだけど。一度に複数の歯科・口腔外科に関する医療処置を受けると、死ぬこともあるって聞いたことがあるから。『一度に1本以上の歯は抜かないで』って頼んだのよ」とのことだが、セイジはその言葉を聞かなかったという。抜歯した後、「鎮痛剤を飲んでるの?」と聞いたら「ママがボクだったら、どうする? 飲むでしょう?」と言ったそうだ。

 一度に5本も抜歯するという処置は、果たして適切だったのだろうか。今後、セイジを治療した歯科医師が「死に追い詰めた犯人」として追及されることだろう。

 ちなみに、過激な思想を持つウエストボロ・バプティスト教会の信者たちは、「シルベスター・スタローンは繰り返し結婚をし、神を侮辱した。このことが神の怒りに触れ、息子がその罪をかぶる結果となったのだ」と主張。セイジの葬儀にデモを行うと宣言しており、騒々しいことになりそうである。

 世界的な大スターである父を、心から尊敬していたというセイジ。司法解剖はすでに終わっており、結果が出るまで6週間ほどかかると発表されている。

最終更新:2012/07/19 16:00
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