過激化するジャニーズ派閥争い、SMAP育ての親・I女史は近藤真彦に急接近!?
世代交代をめぐる論議が巻き起こって久しいジャニーズ事務所。次期社長の有力候補は、今のところメリー喜多川副社長の娘・藤島ジュリー景子氏と、SMAPの育ての親であるチーフマネジャー・飯島三智氏といわれている。
長らくSMAPの天下だったジャニーズも、近年では嵐が追い上げを見せてきた。2008年頃から全国的に人気も上がり、CDや掲載された雑誌の売り上げも伸びるなど、その人気はとどまるところを知らない。ジュリー氏は自ら手がけたこの嵐の成功によって、現在後継者として有力視されているわけだが、一部では反対の声もあるのだという。
「普通に考えれば、家族であるジュリー氏が次期社長に納まるのが妥当ですが、長年のマネジャー人生で培ってきた人脈やノウハウから考えれば、ジャニーさんの後継者に最もふさわしいのは飯島氏だというのが業界の見方です」(広告代理店幹部)
飯島氏はもともと、ジャニーズ事務所でデスク仕事をしていた一社員だったが、なかなか人気の出ないSMAPに困り果てた事務所側が、半ば押し付ける形でマネジメントを任せたとされている。ところがSMAPは、事務所の予想に反して国民的な人気を獲得。その手腕を買われて、一時期は素行不良だった赤西仁の立て直しをジャニー氏から依頼されたこともあった。現在では、昨年夏にデビューしたKis-My-Ft2のマネジメントに取り掛かっているという。
「飯島氏は芽が出なかったSMAPをバラエティーに出演させてブレイクへと導くなど、とにかくプロデュース能力が優れている。一時期は周囲やマスコミも誰一人盾突くことができなかった。木村拓哉が声優で出演した『ハウルの動く城』の試写会場で、鑑賞後、マスコミ関係者に対して『これ、つまんねーわ。タクヤの扱いは小さめにして』と指示を出し、大勢のジブリ関係者をドン引きさせたこともあります。しかし、SMAPの天下が終焉を迎えつつある今、テレビ局や広告代理店関係者は『時代は嵐だ』と口々に言っています。飯島氏に対する風当たりは強くなっていますよ」(同)
次期社長にはジュリー氏が一歩リードしている現状だが、そうなるともともと反りが合わない2人だけに、飯島氏の独立説も現実味を帯びてくる。そこで来るべき時に向けて、飯島氏の“秘策”として飛び出したのが、近藤真彦ことマッチの囲い込みだという。
「現在、中居正広と共に出演中の『H.I.S.』のCMは、飯島氏がかなり強引にセッティングした案件だったそうです。ジャニーズの取締役に名を連ねる近藤だけに、飯島氏にとって味方につけておいて損はない。やはり自身のポジションが危ういことを危惧しての流れでしょうが」(週刊誌記者)
年内ともいわれるジャニーズの“世代交代”だが、本家と叩き上げの派閥争いは、さらに激化していきそうだ。