スタッフに大モテ! 『ATARU』成功のカギはSMAP・中居正広の人柄にあり!?
平均視聴率15.6%(テレビリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録し、惜しまれつつも終了したドラマ『ATARU』(TBS系)。今期ドラマの中でもまさに「当たった」といわれる同作だが、ドラマ成功の裏側では、主演のSMAP・中居正広の人柄が大きな役割を果たしていたという。
今作で中居は、ある特定の分野において優れた能力を持つといわれる「サヴァン症候群」の青年という難しい役柄にチャレンジした。その特殊能力を生かし、警視庁の刑事役の栗山千明、北村一輝らと協力しながら不可解な事件を解決へ導いていくというストーリーだ。第1話の平均視聴率は19.9%と高い数字を獲得し、事実上打ち切りとなった裏番組『家族のうた』(フジテレビ系)に大差をつける結果となった。
そんな『ATARU』の制作現場では、主演の中居を中心に、温かい雰囲気の中で撮影が行われていたという。テレビ番組などで、中居は自身のシャイな性格をネタとして話す姿を多く見るが、現場での中居はとても気さくな人だったという。
「スタジオに入ってくると中居さんは、ほぼ全員のスタッフに話しかけるんです。下っ端のADなんかは、スターの中居さんに声を掛けてもらうのも恐れ多いくらいなのに。現場の男性スタッフは『同じ男として尊敬する』『カッコイイ!』と感動しきりで、共演者だけでなくマネージャーやスタッフまで、みんな中居さんのファンになっていましたよ」(ドラマ現場スタッフ)
また中居といえば、一般的には「ドケチ」というイメージが定着しているが、素顔は意外なほどお金にこだわらない性格だという。
「中居さんは、古びた服や靴を身に着けていたスタッフに、上から下まですべてコーディネートして新しい服をプレゼントするほど気前が良い。いらなくなった服などを段ボールに持ってきてくれたんですが、箱の中はブランド物の良い服ばっかりで、みんなビックリ(笑)。ほかにも、叙々苑の焼肉弁当や高額な差し入れも自腹で提供していて、ポケットマネーで100万円はこの番組に費やしていたんじゃないでしょうか」(同)
また中居と一緒に仕事をしたことのある芸能プロ関係者は、彼をこう分析する。
「テレビで見るヤンチャなイメージからは想像もつかないかもしれませんが、中居くんと一度でも仕事をした人は『こういう配慮のある人だから、SMAPの中でも一番仕事が入るんだね』と納得するんです。現場での立ち居振る舞いを見て『また次も使おう』と思う制作陣も多いようで、芸能界で確固たる地位を確立できたのには、こうした理由があるんです」
同番組公式Twitterで中居は「座長」と呼ばれており、制作陣からもいかに慕われていたかがうかがえる。スタッフや共演者にとって、やりやすい雰囲気を作り出す……そんな中居ならではの気遣いが、今回の『ATARU』を大成功に導いたのかもしれない。