主催者に騙されるな! K-POPグループ・BOYFRIENDもチケットトラブル!?
兵庫県豊岡市で6月30日に行われる予定だった『K-POP IN 豊岡・神鍋高原』が、チケットの販売枚数が伸びず突如中止となり、購入者に対しての払い戻しもできない状態に陥っているという。世間から、K-POPブームを疑問視する声が上がる中、この騒動が起こった翌日の6月22日、またもやK-POP関連でトラブルが発生した。
問題となったのは、B’zなどが所属するレコード会社・ビーイングが満を持して日本デビューさせるアイドルグループBOYFRIEND(ボーイフレンド)。豪華客船にマスコミを集めて記者会見を行ったことでも話題となったグループだ。
そんな彼らは、6月30日に、武道館でデビューイベントを行う予定だが、このイベントには、6月6日発売のCD「We are “BOYFRIEND”」を買えば、もれなく無料で参加できることになっていた。
しかし、6月22日、BOYFRIENDファンに衝撃が走った。申込者の元に、落選通知のメールが届き、受け取ったファンたちが次々に「全員参加のはずなのにおかしい……」などとTwitterでつぶやいたからだ。
実はこのメールは誤りで、システムの誤作動だったことが判明。事務局はすぐにTwitterでその旨を告知し、当初の予定通り、応募者全員が参加できることになった。一時は大混乱に陥ったものの、武道館で4回行う予定が組まれている今回のイベントは、集客自体にはなにも問題はないようだ。
中止になってしまった『K-POP IN 豊岡・神鍋高原』と、トラブルはあったものの予定通り開催されるBOYFRIENDのデビューイベント。この2つの違いは、どこにあるのだろうか。K-POPライターは語る。
「昨今のK-POPの興行の問題は、K-POPの需要をきちんと見据えていないのに、なんでもかんでも金脈があると思い込んで参入してくるずさんな主催者にあります。逆にK-POPファンの方が、『このアイドルのラインナップで、このキャパの会場が埋まるの?』という判断が、主催者よりも冷静だったりするし、10,000円前後もするチケットを買う時は、内容もしっかり吟味します。BOYFRIENDのように、システムエラーがあっても、すぐに対処ができたのは、やはりチケット販売会社や、主催者がしっかりしていたからです。そんな違いがはっきり出たのでしょう」
夏に向けて、次々と企画されているK-POPの大規模ライブ。お出かけの際は、主催者の情報などを調べて購入するように、気をつけたいものである。