売れっ子女優でも月給20万円! 一般人とは大きく違う芸能人の給料事情
タレント・misonoが5日深夜放送の『男のヘンサーチ!!』(TBS系)にゲスト出演し、番組冒頭で「若いのに年収が高い男は信用ならない」とコメント、自身の月給が20万円であることをカミングアウトした。司会のV6も「そこを詳しく聞きたいよ!」と給与額に驚いていたが、芸能人にとって、この額は驚きに値するものなのだろうか。
『ヘンサーチ!!』は自身に得点をつけてほしい独身男性が主役となり、経歴や生活、ルックスなどを女性に審査してもらうという番組で、スタジオには100人の独身女性が集まり、それぞれが男性への評価を下していく。misonoは独身男性が、30歳ながら年収1,000万円という部分に反応し、「ウチなんて月給20万円ですからね」と告白したのだ。突然のギャラカミングアウトに独身女性陣からも「エー!」と悲鳴が上がったが、芸能人のギャラと社会人の給料は、一概に比較するのは難しいという。
「月20万円のギャラというのは、実は近年の女性タレントではよくあるラインですよ。エイベックスがどうかはわかりませんが、生活費や交通費など、ある程度の出費に関しては事務所で負担するのが一般的。ウチの場合ですが、所属女優の1人は手取りが月30万で、家賃・水道光熱費、普段着を含めた衣装代、タクシーを含めた交通費、携帯代はすべて事務所で負担しています。手取り金の30万円は、家具や娯楽品の購入、飲み代、そして貯金に回すといった使い道ですね」(芸能プロ幹部)
misonoが明かした月20万円という金額は、20代前半の一般女性の平均月収とほぼ同額となる。しかし、生活を送る上での費用をある程度負担してもらえるというのであれば、比較する対象にはならないだろう。なお前出の女優は、定期的にドラマに出演し、年に一本はCMにも出演する売れっ子だ。
「day after tomorrow時代、また『クイズ!ヘキサゴンII』(フジテレビ系)でブレイクしていた時代と比べて、misonoの売り上げや業績が下がっているのは明らかです。さらに言えば、仕事量次第ではまったくギャラが発生しない歩合契約に比べれば、彼女は事務所から優遇されているほうだと言って差し支えないでしょう」(同)
また、別の芸能プロマネジャーも、misonoのギャラについて「ウチでは絶対にできない高待遇」だと驚きの声を上げる。
「このご時世、20代のタレントに月給制でギャラを支払うなんて、考えられないほど難しいことです。過去数十年に渡わたって事務所に貢献していたり、現在でも印税が入ってくるなどの条件があって初めて、大した稼働がなくても月給を支払うケースならありますが……」
このマネジャーが所属する芸能プロは、現在もCMやバラエティ、ドラマに多数出演する人気タレント揃いの中堅プロダクション。それでも所属タレントのごく一部を除けば、ギャラは歩合制で支払っているという。
しかし前出の2名が口を揃えて言うのは、「お金に関して、芸能人は夢を見られない時代になった」ということ。長引く不況や芸能界の衰退も影響し、それなりの知名度や業績があっても、ハイクラスの収入や暮らしを手に入れることがより難しくなっているという。misonoがカミングアウトした金額は、現在の芸能界を象徴するものなのかもしれない。
ジャニーズはそこんとこどーよ?
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