妻の友人との浮気も暴露! アッシャーの親権裁判がメロドラマより泥沼
甘い歌声とセクシーなダンスで一世を風靡したR&B歌手アッシャーが、元妻と繰り広げている泥沼親権裁判が、メロドラマよりも強烈で面白いとアメリカで話題になっている。アッシャーは法廷で、自分は悪い父親ではないと涙を流し、元妻によるDVを訴え、「(元妻が)新しい彼女をビッチと呼んで、ツバを吐きかけた」と告白。元妻も、「アッシャーは養育費を滞納している」「薬物を濫用していた」「家族よりも夜遊びを優先させる男だ」と訴え、仲の良かった友人と浮気されたことまで暴露。次は、どんな新事実が飛び出すのかと注目の的になっている。
アッシャーが、専属スタイリストだったタメカ・フォスターと結婚したのは2007年のこと。バツイチで3人の子連れであったタメカと夫婦になることにアッシャーの母親は大反対だったが、彼は迷うことなく彼女を選び、同年11月、翌年12月には実子が誕生した。
しかし、夫婦生活はたった1年で破たんしていたとのことで、09年6月に離婚を申請。その数カ月前、ブラジルで受けた美容整形手術が失敗してタメカが命を落としかけた時、アッシャーはすべてのスケジュールをキャンセルして看病していたため、2人の離婚報道は世間を驚かせた。アッシャーは「夫婦としてはうまくいかなかったが、子どもたちの母親として、これからも彼女を愛し続ける」とコメント。離婚の際、子どもたちの親権は共同で持つこと、養育費としてアッシャーが毎月5,000ドル(約40万円)をタメカに支払うことで合意したと報じられた。
しかし、昨年11月、タメカがアッシャーから親権を取り上げることを求める書類を裁判所に提出。アッシャーは養育費を何カ月も滞納し、タメカに渡していたクレジットカードを突然使用停止にしたほか、子どもたちと過ごすことについての取り決めをことごとく破ったと訴え、親権争いの幕が切って落とされたのだった。
昨年末、タメカは「アッシャーは麻薬を使用している。早く検査しないと体から抜けてしまう」と大騒ぎしたが、アッシャーは「ばかばかしい」と検査を拒否。今年2月になると、タメカは「親権裁判をするための弁護士費用など、5万ドルを支払え」とアッシャーに求め、またもや「ばかばかしい」とアッシャーと怒らせるなど、法廷審議が始まる前から揉めに揉めていた。
5月に入り、法廷に出廷するようになった両者は、互いのけなし合いを始めた。裁判の様子はインターネットで公開されており、その内容がメロドラマのようだと、ゴシップ好きなアメリカ人を喜ばせているのである。
タメカの弁護士は、アッシャーに対して「タメカが子どもたちの親権を得ようと必死に動いているとき、あなたはヨーロッパでパーティーしまくっていたそうですね」と写真を提示しながら詰問。「あなたはずっと、子どもたちよりも遊びを優先する父親でしたね」との言葉に、アッシャーは涙を流し、「悪い父親なんかじゃない」と反論した。
一方、アッシャーの弁護士から、「アッシャーと彼のガールフレンドに対して、『殺してやる』と脅迫したことがありましたね?」と問われたタメカは、「子どもと私が住んでいる町は、近所付き合いが濃いところなんです。それなのに、彼は新しい彼女を連れて町をタラタラ歩いて……本当に恥ずかしかった。子どもたちにも恥をかかせたんです」「なので、『ファック・ユー・アップ』とは言いました。『アンタたちをファック・アップしてやる』って。でも、『キル・ユー』とは断じて言っていません」と、しおらしい顔で否定。
これに対して、アッシャーはガールフレンドを連れてタメカの元を訪れたところ、ヒステリックに激怒されたと証言。「さっさと車から降りなさいよ、ビッチ! アンタのケツを蹴り上げてやるからさ」「アタシの家にこの女を連れてくるって、どういう神経してんのよ!」と口汚く罵られたと述べた。また、交際相手に繰り返しツバを吐きかけた上、車から引きずり出そうとしたため、アッシャーはタメカの前に立ちはだかったとのこと。すると、タメカはアッシャーを叩くという暴力行為に出たそうで、「落ち着いてくれ」と嘆願する彼を無視し、料理が乗った皿を車に投げつけるなど大暴れして収拾がつかない状態になってしまったと説明した。
アッシャーは、タメカが頻繁に子どもたちの教育係を替えることを「子どもたちにとって、よくない。問題だ」と主張。しかし、タメカの弁護士は、23日の審議で、「ある教育係は、あなたと(タメカの友人である)マヤ・フォックス・デイヴィスが、一緒にベッドにいるところを見てしまったから家を去った。そうではないのですか?」と詰問。米芸能サイト「TMZ」によると、マヤは、結婚式でタメカの付添人を務めたこともあるのだとか。タメカの弁護士は、「マヤとの浮気は結婚中の出来事だった」と主張すると、アッシャーは動きが止まり無言に。アッシャーの弁護士が異議を唱えた後、「何の話なのか、全くわからない」と、アッシャーは怪訝そうな表情を浮かべ、浮気を否定した。
2人の子どもを連れて歩く姿がよくパパラッチされているアッシャーは、イクメンとして報じられることが多かった。今回の裁判でそのイメージは大きくダウンしてしまったが、親権はく奪の危機に面しており、それどころではなさそうだ。
なお、この親権裁判は現在休廷しており、7月に再開される予定となっている。それまで、双方、タブロイドを利用し、場外での争いを繰り広げるものとみられている。
実は、アッシャーの異父兄弟も親権裁判の真っ最中。元妻から「養育費をもっと払え」と訴えられており、「兄弟そろって本当に情けない」という声が上がっている。
アメリカ人って、「ケツ」を罵るの好きだよねー
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