子どもが欲しかっただけか!? どのマスコミも掴みきれない、宮沢りえの離婚理由
下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の”欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
第126回(5/11~15発売号より)
塩谷瞬の二股騒動がまだ尾を引いてる。先日二股された1人である園山真希絵が『金スマ』(TBS系)に登場した。二股騒動で彼女のことを初めて知ったのだが、大きな違和感を感じた。この騒動って園山の売名行為!? 案の定、園山発言がネットでも問題になり、園山も謝罪する事態に。とはいえ、今回の騒動は園山の1人勝ちではと思う。一気にメジャーになったから。山路三角関係でいえば、大桃美代子が園山にあたる。
1位「早乙女太一 逃げる恋人をメッタ打ちDV!」(「女性自身」5月29日号)
2位 宮沢りえ離婚の3記事
1:「離婚!りえ抗らい続けても抜け出せなかった『ママの呪縛』」(「女性セブン」5月24日号)
2:「宮沢りえ『娘と2人で米国へ――』15カ月前から進めていた“脱ママ”“脱夫”の未来計画」(「女性自身」5月29日号)
3:「離婚に隠された宮沢りえを巡る『夫とママの確執』」(「週刊女性」5月29日号)
3位「市川亀治郎 もう隠せない『“素人”香川照之びいき』へのイライラ」(「女性セブン」5月24日号)
久々に胸糞悪い記事を読んでしまった。大衆演劇界のプリンスといわれる早乙女太一(20)の恋人に対するDV一部始終を「自身」がスクープした。DVをされたのはモデルでタレントの西山茉希(26)だ。
今年始め2人はハワイ旅行に行き、その交際はマスコミでも報道された“公然”のものだった。しかし所詮は大衆芸能の若手と、ジャリタレの交際である。世の中は「そうなんだ」程度の認識しか持たなかった。もちろん筆者も。しかし、今回のDV報道で俄然、今後を注目しなければならなくなった。なぜならDVは犯罪であるから。しかも既に早乙女、西山双方がブログにこの騒動について釈明と謝罪をし、「仲直りした」と表明したことで、スポーツ紙などは「けんか」という穏便な表現で収めている。だが「自身」によるとそれは「ケンカ」などでは済まされないレベルなのだ。
5月10日深夜、2人は白金の鉄板焼き屋で酒を飲み、特に西山のテンションは最高潮になった。しかし、そんな西山を早乙女が注意した。同席者もいるから「女がそんなに酔って下ネタまで話してみっともない」とでも言ったのだろう。険悪な雰囲気になるが2人は早乙女のマンションへ。しかし数分後、西山はマンションから飛び出し、タクシーに乗り込もうとした。早乙女はそれを追い、西山をタクシーから強引に引っ張り出した。そのまま西山の体を抱え込み力一杯突き飛ばす。西山は何度もタクシーに乗り込もうとするが、その度に引きずり出す早乙女。
「お前と一緒になりたいんだよ!」「いつもそう。もう別れよう」「いいかげんにしろよ!」
早乙女は西山に掴みかかり、突き飛ばす。ガードレールにのめりこみ、アスファルトに打ち付けられる西山。起き上がろうとする西山に、早乙女は再び掴みかかり、ガードレールに叩きつける。全速力で逃げる西山を追いかける早乙女は、さらに西山の胸ぐらを掴み投げ飛ばす。泣き出す西山。「俺は絶対、お前を許さない。絶対に別れねぇ!」
最後の力を振り絞り西山はタクシーに。早乙女もそれを追った――。これが「自身」に書かれていた一部始終だ。息を呑む怖さ。バイオレンス。痴話喧嘩のレベルではない。しかも暴力は男側の一方的なものだ。暴力を振るいながら「絶対別れない」「一緒になりたい」「許さない」と脅迫も交えて自分の願望と、異常な執着を見せる男。典型的なDV男だ。しかも西山の様子や「いつもそう」との発言から、DVは今回が初めてではなさそうだ。さらにさらに。早乙女は父親から殴る蹴るの教育(?)を受けてきたらしい。暴力の連鎖も存在した――。だが西山は、この早乙女の暴力を一応は許したらしい。早乙女は会見で、西山と同棲中であり、結婚も考えていると明言したのだ。だが、ここまで暴力を振るう男は今後も繰り返す可能性は非常に高い。西山への異常な執着もそれを予感させる。西山は若いのだから絶対に別れた方がいい。これは断言する。芸能マスコミも早乙女の暴力を注視し続けて欲しい。
今週の女性週刊誌は3誌とも「宮沢りえの離婚!」記事で揃い踏みだ。しかし、それらを読んでも離婚の原因は全然わからん!
「週女」ではサーフィンの仕事をしてハワイを拠点とする夫VS日本で子育てを望むりえのスレ違いに加え、夫がりえの名前をビジネスに利用しようとしたことで、りえママとの確執が再燃したと記している。さらに夫が、りえの浮気を疑っているといううわさも。「セブン」は「週女」と同じく、ハワイに拠点を置く夫と娘が触れ合う機会が少なく、夫を「父親失格」だと考えた。さらにママの呪縛から逃れられないと。「自身」では、夫は未練があるが、りえの愛が冷めたと報じている。その根拠として、りえはママと共同名義でホノルルにコンドミニアムを購入、娘を米国で教育するため、永住権を取るためだと報じ、夫からもママからも距離を置いているりえの姿が描かれる。
りえが日本を拠点にしたいのか、米国へ移住したいのかもバラバラ。内容は周辺事情を書くだけで、肝心の“離婚の理由”は女性週刊誌3誌を読んでも、全然わからない。いや、他週刊誌やスポーツ紙も同様だ。「夫のサポートができず」りえが離婚を切り出した。娘の教育方針の違い。格差婚の結果などなど、もっともらしい原因を報じるが、どれもこれも???なのだ。
夫婦の問題は夫婦にしかわからないのは当然だが、それにしても今回は決定打がなさすぎる。そもそも原因なんて最初からないのでは? そんな疑問も浮かぶ。りえは最初から子どもだけが欲しくて、そのタネ付けに適当な男が現在の夫だった。ママからの距離もちょっとは欲しかったからデキ婚で押し切った。でも、もう娘も3歳になるから稼ぎも少ない夫は気を使うし邪魔なだけ。結局親子3人(ママ、りえ、娘)だけが信用できて快適で安心。そんな“稼げる”女系家族を見ているようで――。
香川照之を巡るホラー劇場も、最近はあまり怖くなくなってきた。父親の猿之助を会見に引っ張りだし、同居もしたが、あえなく失敗。稽古もなかなかできないらしいが、しかし6月に向けての香川歌舞伎デビューは無事に行われる予定。なんだか落ち着いてしまって面白くない。だからなのか、時折報じられる香川ネタもしょぼい。今回は従兄弟で歌舞伎界では先輩になる亀治郎との確執の続報だ。ぽっと出の香川が市川團十郎、海老蔵親子と競演するなど、香川ばかりが注目されて亀治郎はイライラしている、というのが今回の記事だ。でも最近の亀次郎はテレビのトーク番組に出るなど、芸能界でも名前や顔が知られてきた。香川への軽口も話題のためのサービスという感が見え見えだ。よって今回もかなり羊頭狗肉の記事だった。香川を巡るドロドロの展開を期待していたのに、デキレースの様相を呈し始めてガッカリである。
ノリ軽っ!
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