近親相姦をネタにS・ワンダーをゆすった、自称・おいが逮捕される
「パートタイム・ラヴァー」など数多くのヒット曲で知られるアーティストのスティーヴィー・ワンダーを、近親相姦をネタにゆすった“自称スティーヴィーのおい”が、2日、恐喝罪で逮捕された。このおいは「自分は、スティーヴィーが実妹と近親相姦した結果生まれた息子」だと主張している。
米芸能ゴシップサイト「TMZ」によると、スティーヴィーが年の離れた妹レネーと近親相姦した結果生まれたと主張する38歳のアルファ・ロレンゾ・ウォーカーが、スティーヴィーに対して「このネタをタブロイド紙に提供されたくなければ、口止め料として500万ドル(約4億円)支払え」と脅迫したとのこと。スティーヴィーは相手にせず、通報を受けた警察がおとりとなりアルファと交渉したところ、1万ドル(80万円)の口止め料で合意。現金引き渡し場所にノコノコ現れたところを逮捕されたという。
アルファは共謀罪で逮捕されたガールフレンドと共に現在も拘束されているが、無罪を主張していると伝えられている。なお、スティーヴィーの関係者は、TMZの取材に対して「近親相姦ウンヌンは全くのデタラメだ」と発言しているそうだが、スティーヴィー自身からの公式コメントはまだ発表されていない。
盲目のミュージシャンとして絶大なる人気を誇るスティーヴィーだが、実は10年ほど前にもスキャンダルに見舞われている。2001年10月に、元交際相手のアンジェラ・マカフィーという女性から「スティーヴィーは性感染症持ちだということを隠して私と性交渉し、性器ヘルペスをうつした」「彼の強い勧めで退職し、1996年から同棲するようになった。自分が稼ぐから君は家事をしなさいという口約束をしたが、00年2月に別れることになった。これは契約違反にあたるので、3,000万ドル(約24億円)の手切れ金の支払いを求める」と、裁判を起こされたのだ。
これに対してスティーヴィーのスポークスマンは「スティーヴィーは私生活について滅多に発言しないが、今回はきちんと説明すべきだと思っている」とし、「アンジェラとは口約束であれ、暗黙の約束であれ、どんな約束もしていない」と断言。「また、スティーヴィーはヘルペス持ちではなく、彼女が一体どうやって感染したのか不思議がっている」と性感染症疑惑に対しても反論した。
スティーヴィーは「ふられた女の恨みは怖いものだ」ともコメントしており、触らぬ神に祟りなしという感覚で軽く受け流すのかと思いきや、なんと1カ月後に彼女を逆起訴。スティービーの訴えは「彼女が別れ際に16万ドル(約1,280万円)相当の家具を持ち出した」ことについてであり、裁判は泥沼化してしまった。02年に痴話ゲンカ的な内容に呆れた裁判官から和解を促され、ニュースで報じられることもなくなったのだが、このような情けない裁判沙汰を経験しているのである。
また、スティーヴィーは、プライベートを公にしないことで有名だが、3人の女性との間に7人の子どもを儲けている恋多き男。初めての結婚は20歳の時で、相手は同じくモータウン・レコード所属の歌手のシリータ・ライトだった。72年には離婚してしまい、シリータはリハビリ治療が必要なまでの精神的打撃を受けるものの、その後もスティーヴィーと共に仕事をするなど、よき理解者として彼を支えている。そんなシリータの気持ちを知ってか知らずか、スティーヴィーは秘書志望のヨランダ・シモンズやメロディー・マッカリーらと交際するようになり、彼女たちは未婚のまま子どもを次々と出産。裁判で戦ったアンジェラと別れた直後に交際するようになったファッション・デザイナーのカイ・ミラ・モリスとは01年に再婚し、50歳過ぎで2人の男の子をもうけ話題となった。
しかし、子どもたちの中には自殺未遂騒動を起した者やDV罪で逮捕された者がおり、スティーヴィーの子どもであるがために、かなり複雑で特殊な環境の中、育てられたのではないかと気の毒がる声もあがっている。
現時点では、この自称おいが、スティーヴィーと血縁関係のある親族なのかは明かされていないが、なぜ近親相姦ネタでゆすれると確信したのか、その根拠は何だったのか、気になるところである。胡散臭さがプンプン漂うニュースであるが、続報に注目したい。
口止め料のディスカウント率ハンパねえ!
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