「消臭力のメッセージを伝えたくて」声変わりのミゲルくんと、飴を出さない徹子
5月2日の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)のゲストは、消臭力のCMでおなじみのミゲルくん。オープニングで、徹子から「あのコマーシャルの、すごい美しい立派な声でお歌いになるお客様、少年ですけども」と紹介され、
「♪ラ~ララ、ララララ~ララ」
マイク片手に、『徹子の部屋』のテーマ曲を歌いながらの登場だ。やっぱりいい声。徹子に、「今日たっぷり歌っていただきます」と冒頭言われていた通り、早々に今度はみんな待ってた『消臭力のうた』を歌うミゲルくん。
「♪ショーシューリキ~ ミンナダイスキ~~」
笑顔で熱唱するポルトガル人の少年、その曲は消臭剤の曲。そして、それを聞いている徹子。
「♪トイレトォ オヘェヤニィウィイ~~ ショウシューリッキィイイイイ~~」
なんだかシュールな空間だ。
「♪ガン~バ~ラナク~テモイイヨ~~」
この曲、いろいろ付け足されたパートがいろいろあったのか。そして、フルコーラス全部歌っちゃってる。テーマ的には、みんな笑顔でがんばっていこうといった感じのメッセージソングみたいだが、商品名がなんだか浮いている。聞きたいのは最初のCMで聞いた、「ラーラーララー消臭力~」の部分だけで十分かもしれないが。
生歌を披露してくれたミゲルくんだけど、あれ? ひょっとして声変わり中? ところどころ歌声がかすれている。トークに入って、その声の魅力について語られるが、
「ハイ!」「ハァリガトゥ」
と答える返事がもうカッスカスじゃないか、ミゲルくん。こういうときこそ、徹子の髪の毛に仕込んだ飴の出番かと思うのに、歌とおしゃべりに夢中なのか、徹子から飴は出てこない。
トークは、家族の話やポルトガルの学校の様子などについて進む。同時通訳のためか、ところどころ、ヘンなタイミングで、「ハイ!」と全力の笑顔で相槌をうつのがまた面白い。好きな科目は「音楽、物理、化学、体育」、好きな日本の食べ物は、「しゃぶしゃぶ」。歌手などの芸能活動は、基本的には週末など学校が休みのときだけなのだとか。
「僕にとっては音楽はホビーみたいなものなので」
学業優先なのです、と。この言い回がなんだかカッコいいな、ミゲルくん。
そして、ミゲルくんが「日本の歌」を歌ってくれるという。曲は、久保田早紀の「異邦人」。なんでもこの曲、ポルトガルの情景が曲想になっているんだとか。
「♪コドモタチガ~~」
やっぱり高音パートがちょっと苦しそうだけど、うまい。のどが心配ではあるけれど、今のハスキーボイスを活かして、西城秀樹とか葛城ユキの「ボヘミアン」でも歌ってくれないだろうか。ミゲルくんが日本の名曲をカバーするアルバムが出そうな気もする。
最後、エンディングに駆け込むようにミゲルくんから日本の視聴者へのメッセージ。
「このメッセージを伝えたくて。消臭力のメッセージを伝えたくて」
“消臭力のメッセージ”というのが一体何なのかはいまいちわからないけれど、ずっとニコニコ、素晴らしい少年だなぁということは、存分に伝わりました。消臭力のうた、声変わり完了パターンでもぜひ聞かせてもらいたいです。そして、飴は最後まで出てきませんでした。
(太田サトル)
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あんま大きくならないでね、西川くん泣いちゃうからさっ。
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