「映像も衣装もきれいに改善」! 『平清盛』、テコ入れで視聴率アップ?
視聴率低迷が続いている松山ケンイチ主演のNHK大河ドラマ『平清盛』が、4月29日の放送回より第2部に突入した。初回から第16回までの平均視聴率は14.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と伸び悩んでいるが、第2部のスタートで起死回生となるか。
平安時代のリアリティーにこだわって演出しているという今回の大河は、出演者が泥だらけであることや砂ボコリが舞っているような映像から、放送開始当初から賛否両論の意見が出ていた。舞台となった兵庫県の井戸敏三知事が第1回の感想を「画面が汚い」と発言したことも大きな話題となった。
しかし結果的に、初回放送は歴代の大河ドラマ初回ワースト3位の17.3%を記録し、さらに回を重ねるごとに視聴者離れが進んでいった模様。4月22日の放送は主人公・清盛の父で、中井貴一演じる平忠盛が死去し、第1部が完結する重要な回だった。しかし、視聴率は4月1日の今季ワーストタイの11.3%と苦い結果に。
そんな中、同局は第2部の説明会を開き、磯智明チーフ・プロデューサーが視聴率改善に向けた秘策を明かしていた。
「これまで視聴者から寄せられた『映像が見にくい』『人間関係が複雑で物語がわかりにくい』といった指摘を受け、2月以降は映像を明るくするなど改善してきたそうです。今後は相関図の表示や人物名のテロップも増やし、5月15日には時代背景を解説する特別番組『歴史スペシャル 源平合戦!ライバル2代宿命と愛憎の乱世、開幕』も放送する予定だとか」(芸能プロ関係者)
また磯プロデューサーは「29日からの第2部では清盛が平家の棟梁となり、衣装もきれいになっていく」と説明。映像も見やすく改良し、多くの人に見てもらえるよう今後も改善していく方針だという。やはり大河ドラマというブランド力は相当強いようで、数字を上げていくための努力も惜しまぬ方針を打ち出していた。
「不振が続く大河については先日、低迷が続く番組を盛り上げようと松山自身が花見を企画したところ『共演者で駆けつけたのは玉木宏だけだった』という寂しい記事が出たことも。また、夫婦共演で話題性を高めるために小雪が登場するのではないかとの報道までありました」(芸能ライター)
そして期待を込めてスタートした29日の第2部一話目は、平均視聴率は13.9%と前回より2.6%上昇し回復の兆しを見せた。磯プロデューサーは会見で「大河ドラマは全50回あって、野球で言えば3回の表裏が終わったところ」と語っており、12月の最終回には上向きになる可能性もあり得る。今回の“テコ入れ”は果たして視聴者にどう映るのか、今後の展開に注目が集まる。
これでダメなら第3部は汚い絵面全開で
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