夫婦ゲンカを番宣に使う松居一代、業界は「疑問」と「黙殺」
「沢尻エリカとHシーンで大ゲンカ! 船越英一郎が家出」
こんな見出しが各スポーツ紙に並んだのは、先月27日。この前日、松居一代が夫・船越英一郎から「沢尻エリカとラブシーンの撮影を行った」と事後報告されたことに逆上し、大ゲンカに発展したことを、自らのブログに書きつづっていたのだ。
かねてから「携帯を鍋で煮た」などと激しい夫婦ゲンカを自らネタにしていた船越・松居夫婦だったが、今回のケンカは危機感を感じさせるものだった。船越はケンカ翌日に衣装や化粧品などをすべて持ち出し、第一報の時点で別居期間はすでに1カ月に突入していたという。
「ところが松居のブログを見ると、松居が自ら描いた沢尻のイラストや、空っぽになったクローゼットの写真を掲載するなどお気楽なもの。各メディアも『ドラマの宣伝半分』くらいの気持ちで、わざと騒動を煽っているかのような書き方でしたね」(芸能プロ関係者)
宣伝とみられるドラマは、4月30日に放送された『悪女について』(TBS系)。地上波ドラマ出演は2007年の『1リットルの涙 特別編』(フジテレビ系)以来となる沢尻エリカを起用し、視聴率獲得に執念を見せる関係者も多かったことだろう。
「数字のために松居が一肌脱いだことは明白でしたが、連日ブログで番宣に徹する松居に『もういいよ』という気持ちになってしまった社も多かったはず。松居がなぜか『悪女について』の台本を片手に報道陣のインタビューに応じた際、大きく報道したのはTBSと、同じ毎日系列のスポニチのみでした」(同)
結果的に『悪女について』の視聴率は14.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、同時間帯としてはまずまずの結果。放送終了後に松居は、番組中にうたた寝をしてしまったと告白して「神社に視聴率のお願いにも行ったのに・・・どれだけのかたに『見てください!』とお願いしたことか」と、番宣のために別居騒動を仕立てあげたことも半ば告白してしまっている。
「マスコミが別居報道の行方をあまり報道しなくなったのは、こういった“プライベートから注目させる”という方式の番宣に対する疑問からでは。今回限りならまだいいものの、あまり報道を続けてしまうと今後もこういった出来レースに参加しなければならない。そのため“黙殺処置”に入ったのでしょう」(同)
夫婦ゲンカをネタにするのはいいが、それを特定番組の宣伝にまで盛り込むという荒技は、少なくとも今回限りにしてほしいものだ。
ババアはつえーな、って話ですよ
【この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます】
・タモリ、おすぎに船越英一郎までも混乱!「チュロス」「チュニック」問題
・盗作疑惑&視聴率3.6%の『家族のうた』、早くも打ち切り決定か
・視聴率調査もナシ! 系列を超えた『戦国鍋TV』は新たなテレビビジネスの形?
・「もう切るべきでは」はなまるマーケット、金曜“収録”放送はもう限界?
・逆風もなんのその! 木梨憲武の”みなさんのおかげ”な交友関係