ゲストの嗜好・属性が結果にリンクした、『どっちの料理ショー』の対決
4月19日に放送された、6年ぶりの復活特番だという『帰ってきた!どっちの料理ショー 腹ペコ復活祭』(日本テレビ系)。かつての大人気番組なのでほぼ説明の必要はないかと思うが、番組を進行する関口宏と三宅裕司それぞれが、料理をプレゼン。ゲストの最終ジャッジの多数決で勝ち負けが決まるというもの。今回対決した料理は、餃子とから揚げ。どっちも超強力大人気メニューで、復活を飾るにふさわしいメニューだ。
中盤、餃子陣営には追加メニューとしてチャーハンが加わり、主役級メニューが2枚看板状態に。対するから揚げには、あんかけ焼そばが参戦。より悩ましいバトルになったわけだが、結果は4対7で、「から揚げ&あんかけ焼そば」の勝ち。面白かったのが、から揚げを選んだゲスト7名の顔ぶれだった。
<から揚げ>→あき竹城、浅香山親方(元大関魁皇)、劇団ひとり、長嶋一茂、山口智充、渡辺徹、渡辺直美
失礼かもしれないが、ぽっちゃり系かなというゲストが、みんなから揚げ側にいってしまっている。
対する餃子側はといえば……。
<餃子>→賀来千香子、関根勤、三浦春馬、森泉
なんだかスリムさんチームとぽっちゃりさんチームにパッキリ分かれる結果になってしまった。
今回の出演者のうち、ぽっちゃりイメージの人がみんなから揚げをチョイスしたという現実。餃子やチャーハンが、低カロリーなヘルシーフードというわけでもないけど、やっぱり目の前でジューッと油で揚げられると、そっちに魅かれちゃうものだろうか。となると、ゲストの人選で多少有利不利が出ているような気もしてしまう。今回の顔ぶれだったら、豚肉つながりで、「とんかつ」VS「しょうが焼き」なんかでも、同じ結果になりそう。「エビフライ」VS「海老天ぷら」の揚げ物対決だと読めなくなってくるけれど。
番組HPを見てみると、今回の特番、
<ゲストで注目は渡辺徹>
だったとのこと。その理由は、
<これまで番組に26回出演して、なんと26勝中!すべて料理を食べて帰ったという伝説の記録ホルダーなのだ!>(番組HPより)
とのこと。すごいな、渡辺徹。もちろん前述のとおり、今回も渡辺徹はから揚げを選択。結局、勝利の女神・渡辺徹がどっちにつくかが勝敗の行方を左右する最大のポイントだということか。渡辺徹の動向や言動を、全力で注目することが勝利への鉄則だ。
その注目の渡辺徹、から揚げが揚がる音を聞けば、
「録音してリビングでずっと流していたいですね」
から揚げ用に用意されたつけだれに対しては、
「もう全身に塗りたくりたいです」
と、ホンジャマカ石ちゃん(石塚英彦)ばりの素敵コメント連発。さすがだなぁと思っていたのだが、過労と糖尿病による体調不良のため入院、舞台降板というニュースが駆け巡った……。『どっちの料理ショー』が、また放送される機会があるなら、連勝記録の行方も気になるし、おいしそうな食べっぷりとナイスなコメントもまた見聞きしたい。そのためにも、まずは体調の回復を。
(太田サトル)
郁恵もコメント上手いので使ってやってください
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