ヒゲ面オヤジがジャスティン・ビーバーに! 世界中で横行する“なりすまし”
Facebookで、世界中の少女たちを虜にしているジャスティン・ビーバーになりすました34歳のカナダ人男性が、アメリカに住む12歳の少女に対し、サイバーセックスを強要したとして逮捕された。男性は、ジャスティンだと思い込んだ少女を脅して、性的な行為をするよう強要したのだという。被害者は世界中にいると推測されているが、警察の捜査は難航している。
昨年9月、NFLテネシー・タイタンズに所属する人気アメリカンフットボール選手、ヴィンス・ヤングになりすました男性が、小児病棟を訪問して子どもたちと写真撮影をしたり、お金を集めたりして逮捕されるという事件があった。ヴィンスはガタイがよいアフリカン・アメリカンで、なりすますことはさほど難しくなったようだが、今回インターネット上でジャスティンになりすましたのは、本物に似ても似つかぬ坊主頭のヒゲ面中年男だった。
英タブロイド紙「Daily Mail」によると、18歳のジャスティンになりすました34歳になる犯人の名前は、リー・モール。ジャスティンとの共通点はカナダのオンタリオ州出身というだけだが、大胆にもジャスティンになりすまし、世界中の少女たちを次々と毒牙にかけた。
リーの犯行が発覚したのは、アメリカのニュージャージーに住む12歳の少女が被害を報告したため。Facebookでジャスティンになりすましたリーと、ビデオチャットをした少女は、性的に露骨な言葉をかけられたため、本人でないことに気がついたとのこと。しかし、「サイバーセックスをしなければ、家族に危害を加える」と脅迫され、びっくりして応じてしまったのだという。
通報を受けたアメリカ警察当局は、捜査の結果、リーがトロントに住んでいることを突き止め、カナダの警察に連絡。カナダの警察はオンラインに覆面刑事を送り込み、14歳の少女になりすまして、リーにアプローチをかけた。まんまと罠にはまったリーは、覆面刑事と性的な会話を楽しんだ挙句、実際に会おうと約束を取り付けた。そして、待ち合わせ場所にノコノコと現れたところを逮捕されのだった。カナダ警察はリーを、誘惑罪、児童ポルノの製造罪、恐喝罪で告訴していると報じられている。
当局は、リーが、Facebookやビデオチャットが可能な「ooVoo」で、ジャスティンになりすまし、カナダ、フランス、オーストラリア、フィリピンなど世界中の少女たちとサイバーセックスなどの性行為を行ったと推測。ちなみに、アカウントネームは、実名である「Lee Moir」や「Lee Oneel」、「YodaYoda01」や「Justy.Beber1」を使用していたとのことだ。
ニュージャージーで捜査を担当したエセックス郡の副検事は、「本件は、世間に対して、子どもたちがインターネットでさらされる危険性が、いかに深刻であるかということを知らしめる事件となった」「広範囲を守備でき、なおかつ匿名を使えるというインターネットの特性を悪用して、無防備な子どもたちに付け込み、餌食にする悪質な児童性愛犯罪者たちを逮捕できるよう、世界中の警察は最大限の努力すべきである」との声明を発表。今後、この手の犯罪が増えるだろうとの警告を発した。
FacebookやTwitterを利用してファンと交流しているハリウッドスターは多いが、ネットを使うことを嫌うセレブも少なくない。そうったネット嫌いのセレブになりすます者は以前から存在し、アンジェリーナ・ジョリーは、なりすましのアカウントを停止させるよう申し立て、自らそのアカウントを取得して放置することで悪用防止したほどだ。しかし、何も知らない子どもたちは、あっさりと騙されてしまうものなのだろう。リーがどのような姿で、ジャスティンだと偽りながらビデオチャットをしていたのかは明かされていないが、あのヒゲ面を見た少女たちのショックはトラウマ的なものだったに違いない。
なお、ジャスティンだが、事件が報道される前夜17日に、クリスティーナ・アギレラが審査員を務める人気オーディション番組『The Voice』にゲスト出演し、新作アルバム「Believe」が、6月19日にリリースされることを発表。その後、セレーナ・ゴメスとともにNBA観戦をし、試合そっちの気で頻繁にキスを交わす姿がパパラッチされるなど、普段と変わらぬ充実した青春を謳歌していた。
『ジャスティン・ビーバー ネヴァー・セイ・ネヴァー ディレクターズ・カット』
セイバーセックスって気持ちいいの?
【この記事を読んだ人はこんな記事も読んでます】
・ジャスティン・ビーバーと友人たちのおふざけ動画がリア充過ぎる!!
・「超ワガママなガキ」共演者がジャスティン・ビーバーにブーイング!
・30秒で2億円! 「スーパーボール」広告ランキング発表で、悪評なのはあのCM