いいとも「テレフォンショッキング」、リニューアルの真相をゲストに直撃!
今秋で放送開始から30周年を迎える『笑っていいとも!』(フジテレビ系)の人気コーナー「テレフォンショッキング」の内容が、9日の放送回より突然リニューアルされた。
タモリが「明日来てくれるかな?」と呼びかけると、電話口の次回ゲストが「いいとも!」と応える流れはコーナー開始時から一貫されてきた。同コーナーに使われていた「友達の輪」というキャッチフレーズの通り、ゲストが意外な有名人との繋がりを明らかにすることも、長年の間視聴者を惹きつけてきた魅力のひとつだろう。
6日の放送時点では紹介者の夏木マリと次回ゲストのバイオリニスト・高嶋ちさ子が電話でやり取りする従来通りのスタイルが見られた。ところが週が変わって9日の放送では、コーナー終盤のCM明けにタモリが「では明日のゲストをご紹介します。この方です」と用意されていたモニターを指さし、そこに水川あさみの顔が映し出された。その時点ですでに電話は水川に繋がっていたが、高嶋と水川が会話をすることもなく直接タモリが受話器を持って出演依頼をした。ゲストからの「お友達紹介」ではなく、タモリから「明日のゲストを発表」という流れになってしまったのだ。
見所ともいえる場面が突然なくなってしまったことについては、ネット上でも「もう電話いらないじゃん」「友達の輪じゃなくなったの?」とさまざまな反響がみられる。近年の同コーナーでは、ゲスト同士の繋がりが明らかになさそうな「宣伝のための出演」と思えるゲストも多く登場していた。
今回の水川も同日夜に出演ドラマ『37歳で医者になった僕~研修医純情物語~』(フジテレビ系)が放送されることもあって、番組宣伝にはちょうど良い機会ともいえる。さらに翌日10日の放送では、水川から小池栄子がゲストとして紹介された。この日は水川と小池が電話口で話す場面もあり、どうやら面識のあるタレント同士に限っては電話を代わるスタイルをとっていくようだ。そこで、「友達の輪」のリニューアル第一弾ゲストとなった高嶋の事務所に事の経緯について話を聞いた。
「オファーの段階で『次回ゲストはモニターで紹介することになりました』と説明されました。(次回ゲストの選定に関しては)事前に高嶋の方で数人の候補を挙げさせていただき、その中から水川さんが選ばれました。高嶋は水川さんと共演したこともありますし、あくまで『放送画面で電話を繋がなくなった』というだけなのでは。(水川とは会話のシーンがなかったのかについては)尺の関係かもしれませんが、ちょっと分かりません(笑)」
つまりこれまでと変わった点は、「ゲストが次のゲストを紹介し」「その場で電話を掛ける」というシーンをなくしたところ。確かにこの方式なら、明らかに繋がりのないゲスト同士を友達のように仕立てる必要はなくなるだろう。
頻発する番組終了説とともに、企画・演出などさまざまなテコ入れが施されている『いいとも』。長年番組を回してきたタモリは、今回のリニューアルをどう見ているのだろうか。
おっ、髪伸びた?
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