パンダ招致でミソをつけた近藤真彦&ジャニーズ事務所、名誉挽回の秘策が?
震災から1年を迎える2012年3月11日10時より、東京ドームにてジャニーズタレントによる大規模な募金活動『Marching J』が開催される。近藤真彦を筆頭に所属タレントが集結し、駆けつけることができないタレントは映像メッセージを送る形で参加する予定だという。
そして、このイベントの告知とともに公式サイトに掲載されたのはこんな一文だった。
「Marching Jでお預かりした支援金は(中略)子供たちを支援する基金に全額寄付いたしますことをあわせてご報告いたします」
今年1月、近藤真彦の発案による「仙台市へのパンダ招致」計画を打ち出していた同事務所。『Marching J』で集まった募金に事務所や関連会社の資金を加え、招致と5年分の飼育にかかる約50億円を負担するという大規模な計画だった。
「子どもたちの笑顔が取り戻せたら」「エサ代などの募金もあったら素敵かな」などとはしゃいでいた近藤だが、この計画に対してさまざまな方面から反対の声が挙がっていたのは既に報じたとおり。
「ネット上のみならず、ジャニーズ事務所や仙台市にも、電話やメール、封書で相当数の苦情が寄せられたそうです。『パンダに使われるなんて納得いかない。だったら募金したお金は返してほしい』などというファンの声に加え、『まだ仮設住宅で不自由な暮らしをしている人がいるのに能天気過ぎる』『仙台の動物園にパンダが来たとしても被災した子どもたちが見に行ける状態じゃない』『5年間は飼育費用をみるとして、その後、年間1億かかる飼育費はどこが負担するのか』など、地元の方や、実際に被災した方々からも怒りの声が殺到したとか……」(女性誌記者)
加えて、報道としてはあまり大きく扱われなかったが、実はパンダ招致とともに近藤が明かしていたのはこんなトンでもない構想。
「(パンダの招致が実現した暁には)08年の四川大地震で被災した遺児のために、奨学金という形で日本の学校に入れてあげて、就職まできちんと面倒を見てあげられれば。この件も中国サイドには伝えていて、とてもハッピーに思ってくれています」
(デイリースポーツより)
当然、「中国の遺児を支援する前に、もっとすることがあるだろう」「媚び過ぎ」「なにを考えているんだ」と周囲の怒りを助長させることになったのは言うまでもない。
「事務所側としては、パンダ招致という大プロジェクトを成功させることで近藤の株を上げ、次期幹部、次期後継者としての存在感を強調することがひとつの目的だったはず。ですが結果的に逆効果になってしまった。かなり焦りを感じていると思いますよ」
(ジャニーズに詳しい記者)
とりあえず今回の告知で、『Marching J』の募金はパンダ関連の費用には使われず、前述のとおり子どもたちを支援する基金に全額寄付されることが分かったわけで、ホッとひと安心……だが、そのうえでジャニーズ事務所は「(募金を)どう使用するかなどの詳細は11日に報告いたします」とコメント。もしかすると近藤の株アップのため、逆転ホームラン級の秘策を用意している可能性も?
パンダ招致計画は今後どうなるのか、また容赦なく叩かれ続けた近藤はなにをどうコメントするつもりなのか。その時を楽しみに待ちたい。
『あしたのジャニーズパワー―Marching Jと最新フォト・レポート』
ネガティブに存在感はアピールできてよかったね☆
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