ダサいというレベルを越えた、ジャイアンツの新ユニフォームに思うコト
――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!
◎発色にこだわりました
新しくなったジャイアンツのユニフォーム。イメージカラーのあのオレンジが前面に押し出されるんだろうな、という悪い予感が的中した。もう、目にも眩しいまオレンジ。あんなビビットなオレンジ色の服着てるの、ジャイアンツの選手とアメリカの囚人ぐらいなもんだ。あれでアメリカ遠征行ったら通報されるかもしれん。と思ってたら、下半身はまさかの白パン。何だこれ。ダサいとかいうレベルじゃないぞ。上はアメリカの囚人、下はバレリーナ。これなーあに? 答えは読売巨人軍。発表の前に、誰か何とかできなかったのか。
◎まるで「旧車會」
外国人が無理矢理自分の名前を漢字に落とし込もうとすると、勢いどうしても文字がヤンキー風になってしまう。外国人力士などによく見かけるケースである。ま、力士は番付表などで、どうしても名前の漢字表記が必要だから、仕方ないかもしれないが。先日日本に帰化した文学者のドナルド・キーン。漢字表記「鬼怒鳴門」だと。何でこんな暴走族の名前みたいな文字を当てるか。ドナルド先生は、「日本のヤンキー文化」というものをご存じないのであろうか。こんな字じゃ、あの本人のたおやめな佇まいは微塵も感じられず。そもそも何で無理矢理漢字当てなきゃならんのか。カタカナで「ドナルド・キーン」でいいと思うんだが。「日本人になるなら、やっぱ名前は漢字っしょ!」ってことでテンパっちゃうんだろうか。ドナルド・キーン先生レベルでも。
◎テレビ番組七不思議
『ちい散歩』(テレビ朝日系)が、再放送でも高視聴率を記録しているそうな。つーか、地井武男が体調不良になる前から、「今日は、評判の良かった○○のお散歩を再びお届けします」とか言って、いっつも再放送してなかったか。逆に「今日は撮りおろし!」みたいな回は見たことない気がする。いつ見ても全然今の季節と違う景色だったし。ロケ番組なのに季節感ゼロって変な番組だなぁと思ってたもの。地井武男が体調不良になって、実はちっともロケしてなかったのがバレただけなんじゃないのか。地井武男が番組に無事復帰しても、ずっと再放送が流れてそうな気がする。「撮りおろしの『ちい散歩』」って、この世に存在するんだろうか。都市伝説か。何かこわっ!
今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)など。
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