“きんさんぎんさん”ソックリ! ぎんさんの娘四姉妹が『徹子の部屋』に登場
2月20日の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)、ゲストは「ぎんさんの娘 四姉妹」。”きんさんぎんさん”のぎんさんの娘がやってくるというのだ。しかも4人も。「娘」とはいうものの、長女の矢野年子さんが97歳。そこから順に、津田千多代さん93歳、佐野百合子さん90歳、蟹江美根代さん88歳。「きんは100歳100歳、ぎんも100歳100歳」のCMが1991年で、20年以上も前のこと。娘さんだって「100歳100歳」に近づくだけの時間がすでに流れているわけだ。それにしても、やっぱりご長寿の家系なのか。
ぎんさんが亡くなったのは2001年、きんさんは2000年のこと。きんさんぎんさんといえば、ご長寿でお元気というだけでなく、あのなんとも言えない、天衣無縫なおしゃべりが人気だった。そのおしゃべりの力はきっちり受け継がれているようで、この日、ぎんさんの着物を着てきたという次女の千多代さんは、
「おばあさん(ぎんさん)になったような感じもします」
と、感想を述べる。これを聞いて、「あ、こんな感じの空気だったな」となんだか懐かしい気持ちになってきた。見た目も次女が一番ぎんさんに似ているとのことだが、三女の百合子さんも、きんさんぎんさんがスターになったことに対し、
「この人がそんな人かいなあと思いましてね」
と、やっぱりきんさんぎんさんみたいな感想を言う。こういったご長寿の方の場合、その秘訣のひとつとして、身体にいい食事の話になったりすることが多いが、長女年子さんは、なんと野菜嫌い。
「カボチャも嫌、ジャガイモも嫌……」
ニンジンも嫌いだし、大根も「ヘンなにおいがするが」となかなか食べない。徹子が、「何だったらいいんですか?」と聞くと、脇から次女が、
「からあげ!」
毎日でもいけるのだとか。揚げ物が好物の97歳。さすがだ。長女と次女は現在一緒に暮らしているとのことだが、この偏食家の長女を支える次女に対して、徹子が「(食事)つくるの大変ですね」と言うと、そういう文句は言わないようにしているという次女。理由は、「機嫌が悪くなる」とキッパリ。当の長女は「ウフフフ……」と爆笑。ふたりの間では、小さなケンカは「毎日ありますよ」(次女)とのことだが、その場ですぐ収まるまる。なかよしなかよし。
どこかほのぼの系の姉と、シンプルにしてシャープな切れ味の妹。長女&次女の掛け合いなんかも、そのままきんさんぎんさんの空気で、なんだか2代目を襲名しそう。
いつも天衣無縫の徹子さんだが、お母さん姉妹ゆずりの天衣無縫プラス人生の先輩、さらにそれが4人もいることで、「なんて楽しいんでしょう」「すごい元気」などなど、ただただ感服している感じだ。
なんだか年齢の感覚がだんだんおかしくなってきそうだが、四女の美根代さんは、なんと60歳で運転免許を取得したとかで、今は彼女の運転する車で、みんなでスーパーへの買い物やお参りに出掛けたりしているそう。きんさんぎんさんが注目を集めた100歳が近づいてきているが、
「今、100歳珍しくないがね」
と長女の年子さんは言う。人数も増え、車の運転などアクティブな特性も加わって、きんさんぎんさんが、どこかバージョンアップして帰ってきたかのような四姉妹。今の日本に笑顔をふりまいてくれそうな人たちが現れてくれた気がします。
(太田サトル)
同時期にブレークした安達祐実もお忘れなく!
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