ヤリチン&ヤリマンが語る、「お手合わせ」までのさりげない気遣いと努力
【対談者プロフィール】
川田実(仮名) 「ヤリまくりたいのではなく、唯一人の女性を見つけるためにセックスを重ね、その結果ヤリチンになってしまった」と自己主張する、ポジティブな30歳。
菊池美佳子 初体験が遅かったため、そのぶんを取り戻そうと日夜ヤリマン活動に勤しむ34歳。
――おふたりには「落としの必殺技」というものがありますか?
菊池「必勝法は……世の中にヤリチン・ヤリマンがごまんといても、狩り場ごとにだいぶ違ってくるのではないかと思います」
川田「僕の狩り場は、飲み仲間などの身近なコミュニティですね。クラブが苦手なので」
菊池「私もクラブって苦手なんですよ。狩り場が『身近なコミュニティ』というのは、私と一致しているかも。私の場合、『身近なコミュニティ』と、あとは『道』ですね。こないだも、家の前の道でナンパされて、『ドライブ行こう』ってことでとりあえずは先方のクルマに乗ったんですけど、ドライブとか食事とか段取りを踏むのが面倒くさくて、『戻ろう! うちでセックスしよう!』って言っちゃいました(笑)」
――危なくないですか?
菊池「むしろ、先方のほうが、私を危なく思ったかも(笑)」
川田「僕も、『道』を活用しようかな(笑)。……コミュニティで狩りをする場合は、誘う前に、その女性がどういう状態にあるか見抜くことが重要だと思います。今が、恋人が欲しい時期なのか、セックスがしたい時期なのか、一人でいたい時期なのか……人間にはバイオリズムがあると思うんですよね」
――その中から、セックスしたい時期の人を見抜く、と。
川田「見抜き方は、数こなしてなんぼですね。そのうえで、『この人ともうちょっと一緒にいたい』と思わせることが大事です」
――「この人ともうちょっと一緒にいたい」と思わせるには?
川田「セリフとかよりも、まずは待ち合わせの時間帯ですね。21時~22時くらいから飲み始めて、ちょうど盛り上がってきた頃に終電時間になるようにする。場所も、『俺ん家くる?』と言いやすいように、自分が住んでいる沿線がベストですね」
菊池「終電といえば私も、終電を逃した男性を呼び込むために、一時期池袋に住んでいたことがあります」
――なぜ、池袋?
菊池「山手線の終電って、池袋止まりなんですよ」
川田「あとは、相手の仕事が翌日休みという時に誘うようにしています」
菊池「素晴らしい気遣いですね。私は、もったいない精神から、次の日が仕事でも、誘われるとベッドインしてしまうのですが、できれば翌日休みの時のほうが、気兼ねなく楽しめますもの」
――よく男性誌では「○○なオンナ(オトコ)はヤレる!」という特集がありますが、おふたりが実践して感じる傾向はありますか?
川田「実際には、『こういうオンナはヤレる』ではなく、相手に合わせることが大切だと思います。多少は、容姿や体型によってパターンが見えてくる部分もありますが、いずれにせよサラッと誘うほうがいい」
菊池「サラッとは大事! 男の人の中には『真剣交際をちらつかせなければ、オンナは股を開かない』と思っている人もいるようで、やたら『ちゃんと付き合ってあげるよ』というニュアンスで誘ってくる人もいるけど、ゴチャゴチャ言っていないでさっさとズボンをおろせ! と言いたいですよ」
川田「僕は、未来を予想させない誘い方をしていますよ。今度デートしようとか余計なことはいっさい言わない。サラッと『うち来る?』だけですね」
菊池「男性に『うち来る?』と言わせるために、女性側が努力すべきことってありますかね?」
川田「とにかく、分かりやすい態度をとってほしいです。オトコって、意外とプライドが高いんですよ。最終的に誘うのはオトコ側ですからね」
菊池「出来れば、断られたくないですものね。ムダな恥はかきたくないというか……」
川田「なので、誘う段階では『嫌よ嫌よも好きのうち』は使わないでほしいです。そのためにも、笑顔って必要ですよ。稀に、『私はもうアラサーだから』という自虐ネタを使うコもいるけど、ネガティブ発言はオトコを萎えさせるだけです」
菊池「勉強になります! ところで私は、『おもろいオンナ』であることには自信があるんですけど、そういう女性は男性に魅力的に映りますか?」
川田「いきなり素の自分を見せないほうがいいかも。オトコって、ぶっちゃけオトコ同士でいるほうがおもしろいんですよ。じゃあ、なんで女性と過ごすかっていうと、やっぱりセックスなんですよね」
菊池「ヤリたい男性の前では、下ネタトークは封印したほうが良さそうですね」
菊池美佳子(きくち・みかこ)
21歳で処女のままキャバ嬢デビュー。その後、数々のナイトワークとオトコのカラダを渡り歩き、ハケンOLを経てヤリマンライターへ転身。
Don’t think, Sex!!!!!!!!!!!
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