「虚ろな目で天井を見つめ…」騒動後初めて語られるオセロ中島知子の姿
下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の”欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
第113回(2/10~14発売号より)
連続不審死事件の木嶋佳苗の傍聴に行ってきた。うわさ通り凄いぞカナエ! 胸を強調した上半身。妙なオーラと色気。私も圧倒されてしまいました。その魔力に惹かれ、再度傍聴に行くことを予定している。
1位「オセロ中島知子『ベッドに横たわる彼女は虚ろな目で天井を見つめ……』」(「女性自身」2月28日号)
2位「赤西仁と”掟破り”の超スピード婚!! 黒木メイサ”肉食女子”卒業を決意させた『LA秘旅行』と『運命のBABY』!」(「女性自身」2月28日号)
3位「水谷豊『相棒』最終回の台本は『右京”激怒”でミッチー左遷!』」(「女性自身」2月28日号)
今週は「女性自身」祭りである。ランクイン全てが「自身」。他にこれといった記事がなかったからなのではあるがーー。ということで、「フライデー」(講談社)の家賃滞納報道以降、世間を騒がせているオセロ中島知子である。そもそもは中島の激太り→芸能界休養→「週刊文春」(文藝春秋)の井上陽水との不倫に悩む中島が女性占い師に嵌まったというスクープ→その後も占い師と同居し引きこもり状態という一連の流れの末の家賃滞納であった。大家が本木雅弘だったことでも騒ぎは拡大。
しかし、これまで渦中の中島と接触し、その様子を証言する芸能マスコミ、関係者は皆無だった。そこで「自身」である。今回、騒動後初めて”ナマ中島”と会った人物の証言を得ることに成功したのだ。とはいっても、間接証言ではあるが。
中島に会ったとされるのは彼女と親しい男のお笑い芸人。昨年末、アポを取った上で自宅マンションを訪れた。そこにはベッドに横たわり、けだるそうに身震いする中島の姿があったという。さらに、語りかける芸人の方を見向きもせず、ひと言も話さず、虚ろな目で天井をぼんやり見つめていたのだとか。これは衝撃的である。
これらの証言から想像すると、洗脳に加えいくつかのことが考えられる。薬物中毒(オウムも洗脳時に薬物を使用したことは有名)、うつ病の発症などによる心神喪失だ。思っていた以上に深刻だといえる。こうした中島の”現状”を知るためには「自身」の記事は貴重だ。しかし疑問なのは件の占い師である。当初中島に寄生して中島の金で優雅に生活していると見られていたが、中島を働かせなくてはカネは続かない。家賃を滞納するまで困窮した中島が占い師に捨てられる日も近いといわれているが、そもそも寄生し続けるなら、なぜ中島を働かせ続ける方向に持っていかなかったのか。そうしたほうが占い師にとっても都合がいいはずだ。とはいえ、そんな常識が通じる世界ではあるまい。占いや霊媒などの世界はね。
中島は一刻も早く占い師に捨てられた方がいい。そうすれば彼女からの洗脳を解くべく、専門家の介入も容易になる。今こそオウムの脱洗脳の騎士・苫米地英人氏の出番だと思うのだが。
もうひとつ。世間をアッと言わせたのが赤西仁と黒木メイサの電撃デキ婚だ。なにしろ熱愛報道を両事務所が否定した直後のスピード婚、ジャニーズとしてはあまりに若い27歳、さらに御大ジャニー喜多川にも事後報告と、ジャニーズ始まって以来の”異例”の”暴挙”である。
多くの報道が「ファン離れ」「根回しもせず芸能人失格」「CMスポンサーへの違約金必至」とジャニーズに対し珍しく批判を展開するのも、「新聞報道で知った」というジャニーさんの心中を忖度し、ジャニーズ事務所側に立っているという勝手な安心感からだろう。ジャニーズタレントたちのコメントも、そっけない。
しかし今回の事態はジャニーズ史にとってはある意味”快挙”である。さまざまな時代遅れの掟に汲々とするタレントたち。”ジャニーズ””アイドル”をまっとうしようとし、ジャニーさんの意向には逆らえない飼いならされた”籠の中の鳥”たち。そんな中でジャニーさんの寵愛を受ける赤西が自分自身の意思で行った今回の”事後報告”入籍は、ジャニーズタブーの歴史の中でも後世に残る快挙である。そして「自身」記事である。赤西とメイサとの馴れ初め、結婚までの経緯などが記されているのだが、それらは他メディアでも書いてあるようなことばかり。しかし、メイサの生い立ちに関するある記述が目を引いた。
メイサはこれまた現在、大きな関心を呼んでいる普天間基地の移設候補地である辺野古の出身だということは知られていたが、父親が地元企業の元幹部で熱心な「基地移設賛成派」だったのだとか。これは知らなかった。ビックリ、である(しかし調べたら数年前の「週刊現代」にそっくりの記述があった。当時メイサに興味がなかったのでこれも読み飛ばしていた)。辺野古といえば沖縄の反基地運動の拠点のひとつであるが、そこに賛成派の父を持ち、基地問題の集会にも父に連れられて行っていたとは。そうした生い立ちが「周囲がなんと言おうが我が道を行く」的なメイサの行き方に繋がっているのかも、と思ってしまった。意思が強くて怖そうだものね。
そしてもうひとつ。「自身」記事とは全く関係ないが、なるほどねと思ったことが。赤西・メイサの入籍報道直前、小林可夢偉とあびる優の”復活愛”報道があった。可夢偉といえば、昨年10月にメイサと温泉お泊りデートが報じられ「可夢偉があびるからメイサに乗り換え?」「二股?」などと言われていたのだ。今回のことでこれらが結びつく。一時はメイサに心を奪われた可夢偉が、あびるを遠ざけた。しかし可夢偉はメイサにフラレた。仕方ないので、あびると元のサヤに納まった。恋愛の連鎖。頂点はメイサだ。
かなり以前の漫画だが、『恋人のわっ!!』(一色まこと)という名作がある。人妻と同棲中の男が、女優志願の女性と付き合うため人妻と別れる。人妻は夫の元へ。夫は喜び若い愛人と別れる。若い愛人は腐れ縁の男の元にーーと連鎖していくのだが、女優志願の女性が芸能界デビューし男と別れると、男は人妻の元へ、人妻の夫は愛人への元へと逆の連鎖を起こすというもの。現実世界も同じことが起こっていたと思うと、あまりに面白く、あびるが気の毒になった。
くるぞくるぞ、と思っていたのが人気ドラマ『相棒』(テレビ朝日系)の相棒交代劇だ。遂に2月7日、公式に発表されてしまった。高視聴率なのに。会見で及川の目は潤んでいた。やっぱり、ジクチたる思いがあるのだろう。及川降板は既に昨年からウワサになっていた。「自身」が報じた浮気疑惑が発端との報道も多いが、それ以前に水谷が反対していた監督の演技意見に、及川が追随し逆鱗に触れた、という情報もあった。ドラマ上も、及川は水谷と対立して左遷されるのだとか。むごい。それに比べ同じ刑事ドラマの『太陽にほえろ!』(日本テレビ系)は偉かった。降板する刑事の多くは殉職。それも皆格好よく死んでいく。最後の見せ場を作ってくれた。やはり石原裕次郎は偉大である。同時に水谷の器の小ささにガッカリした。
そんな人だと思わなかった
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