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イチモツ男も注目を浴びる!

ファンの怒りがジゼルに飛び火? スーパーボウル終了後の珍騒動

2012/02/09 11:45

 5日に行われた、「全米のお祭り」ことナショナル・フットボールリーグ(NFL)の王者決定戦、第46回スーパーボウル。試合は、ニューヨーク・ジャイアンツが残り1分を切ったところでタッチダウンし逆転。ニューイングランド・ペイトリオッツを21対17で下し、4度目の優勝を手に入れた。ペイトリオッツは4年前のスーパーボウルでも、今回同様、第4クオーター終盤での逆転負けをきしている。悔しくてたまらないペイトリオッツ・ファンたちは、怒りの矛先を世界一稼ぐスーパーモデルのジゼル・ブンチェンに向けていると伝えられている。

 ジゼルは3年前に、ニューイングランド・ペイトリオッツの花形選手トム・ブレイディと結婚。2009年末には長男を水中出産しており、トムは世界一美しい妻、かわいい息子にめぐまれた幸せな男だと言われてきた。

 しかし、今回のスーパーボウル直前に、ジゼルが友人や親族に「トミーには私たちの祈りが必要だと感じるの。今は、私たちのサポートと愛が必要なのよ」という長々とした文面の電子メールを送っていたことが判明し、「トミーだってよ」「祈って勝てるもんなら世話ないだろ」と鼻で笑われるハメに。スクープしたのは、試合相手である宿敵ジャイアンツの地元ニューヨークの新聞「New York Post」だったこともあり、ペイトリオッツ・ファンたちは、試合前からジゼルに対して悶々とした気持ちを抱いていた。

 ジゼルの尻にひかれていると陰口を叩かれたトムだが、5日のスーパーボウルでは試合を通して大活躍した。一時は、ジャイアンツを17対9と大きく引き離しリード。さすが3度のスーパーボウル優勝を経験しているトムだ、とファンを大喜びさせたが、後半ではジャイアンツが反撃を開始。試合終了間際に逆転され、ペイトリオッツは屈辱的な敗北を味わってしまった。悲しみに暮れるペイトリオッツ・ファンは、その後、米芸能サイト「TMZ」が流した動画に唖然とすることになる。

 この動画は、試合後、硬い表情でマスコミのインタビューに向かうトムに、待ち伏せしていたジゼルが飛びつき、彼の耳元で「最高のゲームだったわ。本当に見事だった」とささやく姿を収めたもの。トムは第36回、第38回スーパーボウルのMVPを獲得しているほか、2008年には1試合でのパス成功率92.9%というNFL記録を作っており、今回のスーパーボウルが、彼にとって最高のゲームではないことは誰の目から見ても明らか。トムは硬い表情を崩さず、ジゼルに「インタビューがあるから向こうで待ってくれ」とだけ言っていた。この動画を見たペイトリオッツ・ファンは、「最悪なゲームだったのに」「トミー、トミーって言うのはいいけど、ウソはいけないだろう」と呆れ返ってしまったのだ。

 しかし、その後、その感情は怒りへと変わることになる。ジャイアンツ・ファンに、「(ジャイアンツの選手)イーライ・マニングはお前の夫に借りができたな」と野次られたジゼルが、側にいた友人に「私の夫は、ボールを投げると同時に受け取ることなんてできない」「マジで何度ボールを落としたら気が済むのよ。信じられない」と、トムのチームメイトを侮辱する言葉を吐いたと報じられたのだ。ペイトリオッツは試合後、どんな結果であっても、チームメイトを責めないという暗黙の決まりがある。この掟を、花形選手の妻であるジゼルが破ったとして、彼女はチームのファンから激しいバッシングを受けることになってしまった。

 ジゼルは、愛する夫のためによかれと思って電子メールを送ったり、試合後に夫を持ち上げたのだろう。チームメイトに対する発言も、売り言葉に買い言葉的な印象を受けるが、すべて裏目に出てしまったようである。

 ジゼルのバッシング・ニュースしか流れないペイトリオッツに対して、勝者ジャイアンツは試合直後からお祭り騒ぎが続いている。地元ニューヨークに戻る飛行機内では、選手全員で「オレはリングを持ってるぜ! あいつも持ってるぜ! みんな持ってるぜ!」と歌い騒いだ。上機嫌でコーラスする選手たちの姿は動画に収められ、Twitterで流出。米メディアは、「うれしくて仕方ないのだろう。彼らは本当によく頑張った」と好意的に報道した。7日に行われた、ニューヨーク市内での優勝パレードにも大勢のファンが集まり、ジャイアンツ選手や監督の栄光を讃えている。

 最後まで目の離せない試合となった今年のスーパーボウルだが、なんと、米テレビ界史上最多となる1億1,130万人がテレビ視聴したと伝えられている。マドンナのハーフタイムショーは、試合中継の平均視聴者数を超える1億1,400万人が視聴。このハーフタイムショーに登場し、綱渡りをしながら股を打ちつけるジャンプを披露した奇妙な男のことを、最後にご紹介しよう。

 ジゼルと同じく、スーパーボウル後、話題を集めているこの男の名はアンディ・ルイス。ロープの上で、ジャンプや宙返りなどさまざまな技を行う「スラックライン」と呼ばれるスポーツの第一人者である。「イチモツは大丈夫なのか!」と多くの視聴者から心配された彼だが、米TMZのインタビューで「もう何年もやってるんでね。何年もやっていれば、キンタマは鍛練されるんだよ」とさわやかにコメント。なお、アンディは睾丸を衝撃から防止するアンダーサポーターやカップは装着していないとのこと。「つぶしたり、飛び出さないよう、片方に寄せるんだよ」と説明しているが、素人は真似しない方が良いだろうとTMZは伝えている。

 試合後もドラマが続くスーパーボウル。来年はどんな珍騒動が起こるのか、今から楽しみだ。

『「空気が読めない」という病』

アメリカ人は空気が読めないのがウリだから!


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最終更新:2012/02/09 11:45
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