「どうぞお座りください」連発! 7歳の鈴木福くんにも容赦ない徹子
「徹子VS妖怪人間ベロ!」または、「徹子VS仮面ライダーピザ!」といったところなのだろうか。
2月2日、この日で放送37年目に突入という『徹子の部屋』(テレビ朝日系)。記念すべきこの日のゲストは、鈴木福くん。福くんは花束を手に登場。徹子も「アナタにお目にかかれてね、本当にうれしいです」と歓迎ムードでスタート。福くんが「もう一個渡したいものがあって」と言い、「おめでとう 37ねんめ」という言葉と、徹子と福くんの似顔絵入りの色紙をプレゼント。徹子の似顔絵は髪型をちゃんと再現しているのだが、福くんの似顔絵に対して徹子は、
「福ちゃんの顔は……ま、似てる? これ似てる?」
と、いきなり7歳児へ正直な感想を言う。
「んー、分かんないな」
福くんがちょっと返答に困っていると、
「……でもこういうふうにアナタは描いたのね」
と、ばっさり切ってトーク本題へ。昨年末の紅白での「マル・マル・モリ・モリ!」の話に。こんな絶対安心なはずの内容なのに、徹子さんから予想外の攻撃が。
「『モリモリマルマル』っていう……」
逆さまになっちゃった! そして、『マルモリ』のPVを一緒に見ながら、
「これのときは、ずいぶん稽古したり、踊ったりした後だったっていうこと?」
「はい」
「……分かりました。ご説明いただいて、ありがとうございました」
なんだかドライ。あまり距離が縮まっていかないように見えるのだが……。さて、次。ドラマ『妖怪人間ベム』(日本テレビ系)でのベロ役の話を踏まえて、学校で妖怪人間ごっこが流行っているという話になるが、今度はそれがどんなものなのか、福くんが説明&実演をさせられる。「ウワーって変身したりして……」と身振りを交えて、学校での遊びを懸命に再現する福くん。子どもの遊びらしく結局は、「ビューンってジャンプするだけ」の遊びなんだと言うのだが、
「”だけ”? ……うん……」
徹子さん、「だけ」じゃご満足いただけなかったのでしょうか。さらに、最近の福くんのトークの鉄板ネタになっている、仮面ライダーの話題。ここで一気に盛り上がりたい。福くんは、
「仮面ライダーピザっていうのを作りました」
将来の夢で、”仮面ライダーになりたい”と”ピザ屋さんになりたい”を合わせて考えたヒーローで、かけ声は、
「ピザでゴー!」
このくだり、ほとんどの場合では、「かわいい~!」という流れになりそうな気がするが、子どもに合わせた適当な相槌は、徹子さんは打たない。
「仮面ライダーになりたいの?」
「はい!」
「ふーん……」
妖怪人間ごっこのくだりと同じく、やはり立ち上がって仮面ライダーピザを熱演する福くんだが、徹子は冷静だ。
「どうぞ、お座りください」
なんか、ベロやピザが、福くんの一発ギャグみたいな感じになってきた。さらに、CM明け。小学校の朝礼の時なんかにやる「休め」のポーズで立っている福くん。そこから、
「体育座りやってもらえる? ……へえー、かわいいね」
これが新鮮だったのかもしれないが、ムチャブリが福くんを襲う。
「あと他に、”なんとか座り”っていうのはあんの?」
たぶん、ほかには無いと思う。当然福くんは「う~~ん……」と悩む。「気をつけ……休め……前へならえ……しゃがめ~じゃないな……」
「しゃがめー?」
「……は、ないです」
また一発ギャグを連発させられる芸人みたいになってきた。その挙句に再び、
「どうぞ、お座りください」
「徹子の部屋芸人」の仲間入りしたかのような福くんでした。
(太田サトル)
手書きのメモに、曲名逆に書いちゃった?
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