マドンナ、レディー・ガガに対し「別に」発言&ネチネチ攻撃
宿敵エルトン・ジョンからの嫌味攻撃に怯むことなく、3月26日に世界同時発売される新作アルバム『MDNA』のプロモーションのため、笑顔でメディアに登場しまくっているマドンナ。全米が注目する国民的スポーツイベント、スーパーボウルのハーフタイムにパフォーマンス出演し、「さすが無敵の大スターだ」と持ち上げられているが、相変わらずレディー・ガガのことを敵視しているようである。先日受けた雑誌のインタビューでも、彼女に関して嫌悪感をあらわにし、「(ガガは)ブリトニー・スピアーズと比べて、いい体をしていない」と切り捨てた。
マドンナがガガに対して冷ややかな発言をしたのは、米誌「アドボケート」特集インタビューでのこと。レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダーらセクシャルマイノリティーを読者ターゲットとし、先月「全米で最も”同性愛度”が高いのは、ユタ州の州都ソルトレークシティ」と発表したことで話題をさらった雑誌である。
インタビューは、ゲイの視点からマドンナの過去・現在について迫るという内容で、前半は和やかに行われていた。しかし、米誌「TIME」がマドンナを「80年代のレディー・ガガ」と表現したことについて触れると、マドンナは途端に不快感をあらわにし、部屋の空気が凍りついたという。「80年代のレディー・ガガ」についての感想を求められたマドンナは「別に」と言い捨て、「何が聞きたいの?」とイラついたように逆質問した。
インタビュアーは怯むことなく、「ガガがファンと持つ絆は、初期のマドンナがゲイのファンたちと持っていた絆に似ているのでは?」と質問。マドンナは短い沈黙の後、「(ガガは)誠実なんでしょうね。自然な人だし」「なんでゲイのファンが多いか分かるわ。彼女は常識的な基準に適応することができない、そんな部分にゲイはつながりを感じるんでしょうね」と分析し、「そう、彼女はブリトニー・スピアーズとは違うのよ。いい体をしているわけでもないし」と強烈な発言をした。さらに、「(ガガは)子どものころ大変だったようね。ゲイの男性たちと共存状態になっている部分がどこなのか、本当によく分かるわ」と述べた。
ガガは、楽曲やミュージックビデオ、パフォーマンスからコスチュームに至るまで、リスペクトするマドンナからインスピレートされた要素が入っていることを公言しており、マドンナも当初は「光栄」だと語っていた。人気バラエティー番組『サタデー・ナイト・ライブ』に、2人そろってまったく同じコスチュームを着て出演し、キャットファイトを演じる面白コントを繰り広げたこともあった。
しかし最近、マドンナは、ガガがあまりにも自分のことを真似していることにうんざりしており、「ガガが何で私の真似をするのか意味不明。意味があってやっていることなのか、表面的なものなのか、私には分からない」と述べたり、「『ボーン・ディス・ウェイ』は私の曲(『エクスプレス・ユア・セルフ』)を、上手に作り変えたもの」と発言したり、嫌悪感をあらわにしている。今回のインタビューでは、ガガのことをはっきりと攻撃しているわけではないが、全盛期のブリトニーのような誰もがうらやむ一流ボディを持っているわけでも、ましてや正当派でもないとチクチクと述べており、相当不快感を受けていることをうかがい知ることができる。
ちなみに、今回のインタビューではマドンナが一時期、ミュージックビデオやツアーにゲイを多く登場させるなどゲイたちとの絆が深かったが、いつの間にかその絆が消えてしまったようだというような意味の質問も投げられかけている。これに対して、マドンナは、「ゲイの元を去ったわけじゃないわ」と回答。「独身のころは社交に費やせる時間が多かったから、ゲイの友達とも頻繁に会うことができた。でも、結婚して夫ができて、子どもができると、ねぇ。夫は妻と過ごす時間を大事にしたいと願うから、なかなかそうもいかなくなるのよ」「今、私は既婚者じゃないけど、4人の子持ちでしょ。やっぱり、社交に費やす時間はあまりないのよ」と述べ、プライベートが充実して、ゲイとからむ時間などないという風にも受け止められる、何とも微妙な回答をしていた。
スーパーボウルのハーフタイム・パフォーマンスでは、米テレビ局「BET」で新曲PVが放送禁止になってしまったラッパーのニッキー・ミナージュと、ガガのことが大嫌いだと公言しているM.I.A.と共演したマドンナ。「MDNA」に収録されている新曲「Give Me All Your Luvin’」でも、ニッキーとM.I.A.にチアリーダーの格好をさせたり、一緒にマリリン・モンローに扮したりしてコラボし、ふたりのことはかなり気に入っているようである。
スーパーボウルのスタッフのためにピザ50枚をオーダーして振舞ったりするなど、いい人ぶりも伝えられているマドンナだが、ガガに関するコメントを求められると豹変し、嫌味を言わずにはいられなくなってしまうようだ。今後、ガガについてどんな発言をするのか、ガガはどんなリアクションを見せるのか、目が離せそうにない。
この類のケンカって、10年後に後悔するのよね
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