「メリー・ジェーン」は別人だった? 知られざる”つのだ☆ひろ”の世界
いったい我々は、「つのだ☆ひろ」について、どのぐらいのことを知っているのだろうか。
名前に「☆」が入っていること。名曲「メリー・ジェーン」を歌っていること。お兄さんが『恐怖新聞』でおなじみのマンガ家・つのだじろうであること。あと見た目にかなりインパクトがあること。そのぐらいでしょうか。
1月10日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に、つのだ☆ひろが登場した。冒頭では、「ドラマー、そしてシンガーソングライター、時には俳優としてもご活躍の方」という紹介のされ方をしていたが、「メリー・ジェーン」は今年で40周年なんだそう。
オープニングのあと、徹子がさらっと言った。
「ご存じのように8人きょうだいでいらっしゃる」
!! 8人!? 兄・じろうだけじゃなく、こんなにもきょうだいがいたのか、☆ひろさん(こうやって区切って表記するとき、「☆」は名字に含まれるのか、名前に含まれるのか、どっちなんだろう)。ちっとも「ご存じ」じゃなかった。
なんでも長男が他界されていて、じろうは次男。さらに、リュート奏者のつのだたかし(四男)がいて、ひろが五男だそう。☆ひろさん自ら、「一番びっくりなのは」と前置きしていたが、
「その8人きょうだいの末っ子が僕です」
なんだかすごいな、つのだファミリー。そんな話に対し、徹子さんはといえば、
「こういう大きい方を産んだんだから、お母さんも大変だっただろうって」
当たり前だが、つのだ☆ひろも、完成形の状態で誕生したのではなく、普通の赤ちゃんだったとは思うが。
さらに、つのだ家について詳しくなる情報が。☆ひろさんには娘の「里澄(りずむ)」さんと息子の「路敏(ろびん)」くんという子どもがいる。ふたりとももう成人しているようだが、小さいころの息子は、なかなかのキャラクターだったよう。
レーザーディスクのプレーヤーのトレイの上に座布団を置いて、そこに座って開閉ボタンを押せば、プレーヤーの中に入れるんじゃないかと思い、プレーヤーを壊しちゃったり。ビデオデッキにはハンバーガーを挿入して、やっぱりダメにしちゃったり。
徹子が分析するには、そこに入れればテレビの画面に自分の姿やハンバーガーが映ると思ったんじゃないかと。そしてこのロビン君、大学までの一貫校に通っていたものの、☆ひろさんいわく、
「手伝いはしない、勉強はしない」
ということで、中学で出されることに。しかし、どうしても高校には行かせてほしいと懇願され、結局別の仏教系の高校と大学に通ったそう。卒業後、今度は神道の大学に通い、現在に至るのだとか。
さて、「メリー・ジェーン」。この日はスタジオで歌ってくれるという。この日の☆ひろさんは和服姿で、和服で歌うというのは初めてのことらしい。
「♪メリジェ~ン、オンママ~~イン」
やっぱりうまい。そして、ミラーボールがよく似合う。徹子も、「しみじみいたしますね」「胸にきましたね」と、うっとり。
この「メリー・ジェーン」、曲のモデルがいたのだとか。
「マーガレットという女の子がすごく好きで」
外国人女性への恋心をさらっという、☆ひろさん。彼女への思いを歌にしようと思ったが、
「マーガレットって歌にしづらいじゃないですか」
とのこと。どうしようかと思ったところ、マーガレットの友達にメリー・ジェーンという子がいた。その友達の名前を借りて、マーガレットに向けて歌った歌が、「メリー・ジェーン」だった。マーガレットとは結局どうなったか気になるところだが、
「全然、もう。話にも何もなりませんね」
「やっぱりモテないというのは辛いことですよ」
なんだか甘酸っぱい話になりました。そして話は、そんな☆ひろさんの自虐ネタへの流れに。
「『メリー・ジェーン』大好きなんですっていう人は、すごいたくさんいるんですけど、つのだ☆ひろが大好きなんですっていう人は、ひとりもいないですね」
シングルのジャケットも、当初は☆ひろさんの顔を使う予定で制作されていたのに、ボツにされ、顔がほとんど分からない状態に処理されたものになった。
「歌はいいんだけど、本人はいらない、みたいな」
ここでスタジオからドッと笑いが。結局、見た目とのギャップが一番の面白どころなんだということでしょうか。
(太田サトル)
そうかな? 普通にカッコいいと思うんだけど……
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