5人目の妊娠発覚!? 「それもおもしろいじゃ〜ん」と笑ってしまう己の恐ろしさ
年末年始は夫の実家、名古屋にいたのであった。毎回、小倉トーストとか手羽先とかの「ザ・名古屋メシ」が食いたい!! と思ってるのだが、子どもがチョロチョロいるのでなかなか食べられない。義父母に預けりゃいいんじゃないかと思われるかもしれないが、70歳を過ぎた人たちに、あんな手のかかる猿みたいな奴らの世話を任せるのは、そりゃ酷な話である。そんなわけで、子どもらがもう少し大きくなったら……理想は、ふたりの息子が中学生くらいになって、食い盛りになったら、ぜひ名古屋メシのデカ盛りで有名な店に行ってみたいと目論んでいる。エビフライだの味噌カツやナポリタンを、名古屋城のように盛り付けたみたいな、そんなもの凄い何かを食って、心ゆくまでブスを満喫したいものだ。
てなわけで、夫の実家で正月。「酒は、とりあえずそんなには飲めないだろうな」と、覚悟していたのだが、何故か今年は違った。まず、普段、実家ではあまり酒を飲みたがらない夫が、何故かやたらと飲んでいる。「なんでよ?」と聞いたら「正月と平日のメリハリをつけたい」という、なんだかよく分からない答えが返ってきた。そして、夫の兄のお嫁さん。彼女もまた、毎年あまり飲まなかったのに、何故か今年はやたらと飲んでいる。聞けば「本当はすごく飲む」んだそうである。グラスのワインがあくと、自分でどんどん注いで飲んでいる。「ほっとけば、ダラダラ朝まで飲める」んだそうである……なんだかすごい。そんなこともあって今年は、なんだか私も気兼ねせずに飲むことができた。とはいえ、夫が飲むのをやめたら、こっちも飲むのをやめたけど。だってそうじゃないとなぁ。我々、嫁ふたりだけが勝手に冷蔵庫開けて「もう1本飲む?」なんて、延々とガバガバ飲んでたら、それはマズイだろうよ。正月に嫁ふたりだけが酒かっくらってる絵ヅラって、どうなんだろう?
てなわけで、初夢……これがまた、うなされるような恐ろしい初夢であった。なにしろ「5人目を妊娠する」という内容である。
「ええええ!! どうすんだよ、産まれるの夏くらいってこと!? そしたら保育園とかまた探さなきゃなんないよ!! 仕事どうすんだよーー!!」
なんて、鬼の形相で慌てふためいてる自分がいた……。そして目が覚めて「……夢でよかった……」と胸をなで下ろしつつ、「まったく縁起でもねぇよ!!」と、枕を思いっきり壁に投げ付けそうになった(夫の実家なので投げ付けるのはやめた)。しかし、この「悪夢」は、今に始まったことではない。実は今までも何度かみている。そして、目を覚ますたびに胸をなで下ろすという、まぁ、お決まりのパターン。
「試験なのに、テスト勉強ぜんぜんしてなくてどうしよう!!」とか、「舞台本番直前なのに、セリフぜんぜん覚えてねぇ!!」「卒業式なのに、進路決まってないよ!!」などの、私がよくみる悪夢の中のひとつ、なのである。それくらい「妊娠発覚」が「トラウマ化」されている、というのも、はたから見れば、なんだかバチあたりな話……? 子どもが欲しくても、なかなかできないという人たちからすれば、一斗缶でぶん殴られそうな話である。しかし、そうはいっても、こうして「悪夢」として、私の頭の中に居座ってしてしまってるのだから仕方がない。それぐらい、「4人目妊娠発覚」という事実がキョーレツだった、ということである。
あの時はもう、己の尿をひっかけた妊娠検査薬を片手に、「頭の中が真っ白」になり「目の前が真っ暗」になる、という、白と黒……なんだかパンダみたいな状態になっていたのであった。てなわけでまぁ、現実的に考えれば私も若くはないし、もうそんな機会はない、はずだ。万が一、また妊娠なんてしてしまったら、それはもう、家庭崩壊はまぬがれないだろう。そのくらい今、うちの状況は「いっぱいいっぱい」ということである……
……とはいえ、なんだろう、本気でそう思ってるのに、……ほんの1%くらい……? 「そうなったらなったで、それもおもしろいじゃ〜ん☆」なんて、ハナクソほじくりながら笑ってる自分がいる……のであった、ああ、恐ろしい。
そんなわけで、うーん……今年も頑張ろう……。今年の目標。酒を飲んでも、記憶をなくさない。他人と自分を比べない。……以上!!