石田純一の”面白おかしさ”を引き出した、徹子の「で、そのとき不倫してたの?」
今回ツッコませていただくのは、1月7日放送『徹子&羽鳥が初タッグ あの真相全て聞きます ザ・プレミアムトーク』(テレビ朝日系)。
テレビ朝日としては、『モーニングバード』をおそらくもう少しなんとかしたいのだろうが、徹子とバードを同格で扱うことはムリがあるだろう。それはともかく。花田兄弟とか、いろんな「過去の話題の人」が出るなか、最もヘンテコな印象を与えていたのは、石田純一だった。
「マスコミに執拗に追い回された」「マスコミに捻じ曲げられた」という紹介がされ、「有名な”不倫は文化”発言は実際には言っていなかった、マスコミがひどく脚色したものだ」という論調で、本当のコメントが放送された。
「今までも文化を作ったり 良い音楽や良い文学はそういうこと(不倫)からもできているわけだし」
で?? 不倫してたんでしょ? 不倫を「文化」と絡めて肯定したんでしょ? 見出しでコンパクトにまとめたのが「ひどいねつ造」? でも、そんなことには触れられず、息子・石田壱成の「テレビで父親を初めて知った」という話で、ひとしきり会場は盛り上がっていた。なんだか気持ちが悪い。だが、そんなヌルい笑いで納得しない人、やっぱりやってくれるのは、他でもない徹子さんだった。
「話、違うけど、そのとき不倫してたの、ホントに?」
獲物を狙う猛禽のような鋭い目&真顔で話を戻す徹子さん、さすがだ。案の定、結論は軽く「ま そうですね」だけ。「マスコミに面白おかしく書きたてられ」と言うけれど、実際、石田純一の人生って、かなり「面白おかし」いものであることは否定できないと思う。
そんな面白おかしさの極みは、石田純一と息子・壱成、壱成の異母妹、純一の現在の妻・東尾理子との4ショット写真を公開したこと。しかも、真ん中の石田純一は、目を細めて笑顔だ。これ以上の「面白おかし」い事実、マスコミが作ろうったって作れるもんじゃない。
さらに、衝撃的だったのは、石田純一のこんな「自己分析」だ。
「僕がたとえばテレビ見てても、こんな男、頭くるなと思いますよ、やっぱり。仕事もいっぱいトレンディードラマとかやって、女の子にモテて、モデルと付き合って、ゴルフまで上手い? はい、ふざけんじゃねえよ! って」
これを一息で言ってのける石田純一。まさか世間に嫌われる理由を「嫉妬心」としてとらえていたとは、どこまでおめでたい人なんだろう。そんな果てしのないくだらなさ・おめでたさ・愚かさが、何歳になっても生まれたての赤ん坊のようで、母性本能をくすぐってしまうということなのだろうか。
改めて感心してしまうのは、寿ムードも手伝って、石田純一という人のくだらなさを数年かけて世間が自然に忘れそうになるたび、自ら出てきて蒸し返してくれる石田純一の「律義さ」。きっとおめでたく、かつ真面目な人なのでしょうね。
(田幸和歌子)
あの笑顔はプライスレスだも〜ん
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