フジカラープリントのCMで樹木希林が本木雅弘に言うべきだった言葉
――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!
◎聖子もいたよ!
樹木希林とモックンが顔を会わせ、樹木が「どこかでお会いしましたよね……」と尋ねるフジカラーのCM。ま、この二人が揃うとそれだけで雰囲気出るが。どうせこのカードを揃えたんなら、モックンに向かって「やっちまいな!」と言って欲しかったな。そしたらここ何年もしてない現像しに、フジフイルムのお店に駆けこんだのに。それにしても今「フジフイルムのお店」って見ないよな。このCMも「フジフイルムのお店で現像を」って内容じゃないみたいだし。出演してるタレントは豪華だけど、何を宣伝したいのか今一つわからない、燃費悪ィCM。
◎久しぶりのジョニ子ニュース
祝・ジョニー・ウィアー結婚。女子アイススケート選手として活躍する夢は叶わなかったが、こっちの夢は叶ったわけだ。新年早々いいニュースが聞けてよかったよかった。こういう道が開けると、羽生結弦クンの件もひと安心だな。もちろん、私が勝手に安心しているだけだが。でも本当に、本当にひと安心だ。
◎今回で10回目でした
さんまとキムタクという2大スターが、毎年何かにチャレンジする模様を伝える正月の定番番組『さんタク』(フジテレビ系)。しかし今年は、ほとんどの尺がスタジオでVを見ているだけ。あとは「被災地の少年野球チームと試合でふれあい」という企画が最後にほんのちょっと。さんまとキムタクの他に、どんな豪華メンバーが参戦するのかと思いきや、登場したのは蛭子能収ただ一人。しかも登場してすぐ「ボク野球やったことない」だと。いや、私はかえって充分にうれしかったけども。「さんタクのゲストに、蛭子能収たったひとり」ってのは、「SPA!」(扶桑社)の「バカサイ」の世界だと思う。後々、「思えば、あの時蛭子さんが出て来たときが、ターニングポイントだったよね」と皆で頷き合うような。歴史の傍観者になったような気分。……おくればせながら、皆さま、あけましておめでとうございます。
今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)など。
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