DVに金銭問題……高嶋政伸と美元の離婚裁判、決着は夏になる!?
離婚問題が暗礁に乗り上げている俳優・高嶋政伸(45)とモデルの美元(33)。昨年秋の成立を目指していたが、双方の主張が全く平行線になっている。関係者の話を総合すると、お互いにかなりの憎悪が生まれているという。ふたりはドラマの共演で知り合い、高嶋が交際を申し込んでその7日目にプロポーズ。半年後の2008年8月に約650人を招待して豪華な結婚式を開いた。
高嶋が「若いのに真剣に仕事に向き合っていた。この人素敵だな、かわいいなと思った」と言えば、美元も「趣味も好きな食べ物も似ていて今では自分の分身ではないかと思える」と応えていた。それからわずか2年。高嶋が、家を出る形で始まった離婚問題。代理人が入っての調停が進められたが、決着が付かずに裁判になってしまった。理由について高嶋は「主にお互いの性格の不一致、考え方(生活観、仕事観)の相違。その開きは予想以上に大きなものであり、溝の回復は不可能」としていたが、漏れ伝わってきた話は、想像を絶する誹謗中傷だった。
「美元の海外旅行には彼女の親族が付いていくなど、とにかく出費が多いため、高嶋の収入では足りなくて、両親に工面してもらうこともあった」「ミスユニバースの最終選考に残った経歴があるため、安物ではなく、ブランド物を身につけないといけなかった」と、高嶋側が言えば、美元側が「高嶋はうつ病だったから、どうしてそんなにお金を使うんだ? どうして俺を愛してくれないんだ? と被害妄想のようになっていた」と、反論。
昨年9月に開かれた第4回公判には、美元側からふたりの会話、DVを連想させるテープが持ち込まれた。その内容は、「生活費月々50万円といって、本当は70万、本当は100万欲しいんだろ?」「生活費として要求しているだけであって、お小遣いではない」と生活費の苦情から会話が始まっていたが段々とエスカレート。「おい待てよ。 ブス。オラ」「痛い! 女に手あげる男がいる?」「おめえが最初に手あげたんだろうがコラ!」「痛い! 痛い!」「ふざけんな、コノヤロウ。俺は明後日、芝居やんなきゃいけねぇんだよ。オラ!」「痛い! 顔叩くことないでしょ!」「ふざけんな。お前ぇが最初に叩いたんだろうが、俳優なんだぞコノヤロウ……あ~痛ぇ。腫れたらどうすんだ」と続いていく。
高嶋は、「美元の暴行により、”目がつぶれた”と感じ、このままでは殺されると思い、美元の腕をつかんだ」と主張。12時過ぎに帰宅した高嶋は、翌日の仕事のために、睡眠導入剤と安定剤を服用、すでにビールと赤ワインも1~2杯飲んでいたと説明した。「死んでも離婚届に判を押さない」と、覚悟を決めた美元と「散々使われてしまったから慰謝料は払えない」とする高嶋。後は判決しかない。今月、第6回公判を迎えるが、結論はセミが鳴き出す頃になりそうだという。