いよいよ結婚目前? S・タイラーがウワサの婚約者と祝福の儀式を受ける
アメリカの国民的番組『アメリカン・アイドル』の審査員に就任し、誰もが崇めるカリスマ的ロッカーの地位を確立したスティーヴン・タイラー。莫大な出演料を手に入れただけでなく、番組効果でエアロスミスのアルバム売り上げも急上昇し、昨年は彼にとって正にウハウハな一年であった。この幸運の波に乗り、年末には25歳年下の交際相手と婚約。プロポーズしたとされるハワイのマウイ島で家を購入し、祝福の儀式まで受けていたことが明らかになった。
スティーヴンは、昨年のクリスマス前後に付き合って6年になるエリン・ブレーディにプロポーズをし、婚約した。ふたりは2004年末にリリースされた、エアロスミスのライブやメンバーの私生活を収録したDVD『ユー・ガッタ・ムーヴ』で知り合い、06年に交際を開始。左手薬指にはめた大粒のダイヤの指輪を誇らしげに見せびらかすエリンの姿に、彼女をよく思っていないスティーヴンの家族は渋い顔だとも伝えられているが、当人たちは熱々。63歳とは思えぬほどヤングな精神を持つスティーヴンは、38歳の婚約者エリンと過ごす、新たな愛の巣が欲しくなったのか、マウイ島で家まで購入してしまった。
米「TMZ」によると、スティーヴンは新しい家を祝福してもらうため、ハワイの神官と呼ばれる「カフナ」に儀式を執り行うよう依頼。祝福の儀式を執り行ったのは、アララニ・ヒルという有名なカフナであり、新しい家だけでなくふたりの関係も祝福したとのこと。レイ・ポオと呼ばれる草花の冠をかぶり儀式を行ったアララニは、浄化するために必要だとしてスティーヴンに貝を吹くよう指示。新しい家と、新しく迎える妻を守ってくれるよう、山々や海、地、天国に呼びかけたという。
儀式を受けたスティーヴンとエリンは、光と新たな始まりを象徴する茶葉とククイナッツを身につけ、家を祝福する歌も歌ったとのこと。儀式を終えたアララニは、「海から多くのクジラと海ガメが顔を出し、ふたりを祝福した」とコメント。「とてもマジカルな体験をした」と満足気な表情を浮かべていたと伝えられている。
大自然から祝福されたスティーヴンは、2011年、本当にノリに乗っていた。いい年してもバンド仲間とケンカするというグダグダなイメージを、『アメリカン・アイドル』の審査員に就任することで一新。5月末に、70年代前半に交際していたという女性から、「スティーヴンは当時17歳だった私を妊娠させた。そして妊娠5カ月の時、中絶しなければ別れると脅した」「中絶手術を受けた私の横でスティーヴンはコカインをすすりながら立ち会った」と激白されたが、すでに、コカインやヘロインなどに2,000万ドル(約15億円)費やし自己破産寸前までいった過去を告白していたため、「本当に昔はすごかった」と捉えられただけで済んだ。息子から「パパ、昨日の夜、すごくハイになってたよ。本当に怖かった」と泣かれたのがきっかけで、2009年に8度目のリハビリを受け、きっぱりと薬断ちしたと断言したのも美談として語られるありさまだった。
10月には、コンサートで訪れていたパラグアイのホテルのバスルームで転倒し顔面を強打。眉や口を切り、歯も2本折って病院に運ばれたが、すぐに復帰。痛々しい顔でコンサートを行い、素晴らしいロック魂だと讃えられている。
そんなスティーヴンと婚約したエリンは、07年11月にハリウッドのクラブで、スティーヴンのファンと取っ組み合いのケンカをしたと報じられている気の強い女性。ふたりの婚約に渋い顔をするスティーヴンの家族も彼女と何度もケンカをしたそうだが、きっとそれだけ勝気で情熱的な性格なのだろう。
ちなみに、ふたりは2011年1月にラジオ番組に出演した際、結婚について質問されており、エリンが「えぇ、結婚したいわ」と結婚願望を丸出しにしたのに対して、スティーヴンは「オレはバンドと結婚しているからなぁ」と引き気味に回答。1年の間に、彼の心境がここまで変化したのは、やはり契約金1,800万ドル(約13億円)とウワサされる『アメリカン・アイドル』の存在が大きいのではないだろうか。
大みそかのパーティーで、アリス・クーパーと共にビートルズの名曲「Come Together」を披露し拍手喝采を浴びたスティーヴン。ハワイの神々の祝福を受けた彼にとって、2012年も素晴らしい年になりそうである。
セックス・ドラッグ・ロックンロールを体現
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