「イエスは結構ひょうきん」危うげなツイートをくり返すJ・キャリーに新恋人?
今年、最も精神的に不安定だったハリウッド・セレブ、ジム・キャリー。うつ病が再発・悪化したのか、中年期の危機に陥ってしまったのか、彼の精神状態を心配するファンの声は日増しに大きくなっていった。そんなジムが、謎のブロンド美女とかたく手をつなぎ、ロックバンド「ガンズ・アンド・ローゼズ」のコンサートに繰り出す姿がパパラッチされた。ジムは不自然なほど笑顔なのに、美女の表情は硬く、温度差を感じずにはいられない、何とも奇妙なデート写真であった。
今年4月にモヒカン頭になり「私は、絵筆です」とツイートし、8月にエマ・ストーンに向けて「結婚したい、野外セックスしたい」とつぶやく熱烈ビデオレターを自身のサイトに掲載し、9月に所有するニューヨークのアート・スタジオのシャッターに、市役所が禁止しているスプレーペイントをしたりと、奇行のてんこ盛りでタブロイド誌を賑わせ続けたジム。
10月以降も、Twitterで奇妙なメッセージを発信し続けており、以前にも増してハードな内容になってきたとファンの間で注目されていた。
ジムは、10月6日に「スティーブ・ジョブズは素晴らしい人だった。彼はオレのハードドライブで、永遠に生き続けることだろう」という追悼ツイートを掲載。伝説の男が亡くなったことで、あらためて死について考え、頭がオーバーヒートしてしまったのか、翌7日にはここ数カ月の間で一番不気味なつぶやきを掲載した。
それは、「セラピストに、みんながオレのことをクレイジーだって言うから落ち込んでいるんだって伝えた。そしたら、とある田舎の素敵な場所に連れて来てくれたんだ。優しい音楽が流れ、どこまでも続く丘があるその場所で、彼らはオレの左目上の頭蓋骨に鋼棒をブッ刺した。かなり気分がよくなったように思えるんだけど、よだれが止まらなくって、記憶もあいまいなんだ。自分の名前がジム…何とかってことは知っている。職業は、たぶん芸人。”ボイーン”って言葉が頭の中をめぐっている…意味は分かんないけど。写真を撮影し始めたんで、これ以上はお話できないけど、オレのことを忘れないように写真を送るよ。バイ」という長めのツイートで、窓から外を見る自身の写真と共に掲載。写真の中のジムは、精神安定剤を大量に飲んだような、かなりイッている表情を浮かべており、心配したフォロワーたちから500近くのコメントがついた。
その後、精神状態は少し落ち着いたようだったが、19日に、アルファベットを組み合わせ単語を作るボードゲーム「スクラブル」を使い、奇妙なメッセージを発信する動画を制作。「軽率」という単語と「鍵」という単語をクロスさせた部分を、繰り返しアップにし、見る者を混乱させた。24日には「悟りコンテストの始まりです(拍手!)。敵を許すと意識がレベルアップできます。歴代チャンピオンは、ブッダやイエス、ガンディー、マーティン・ルーサー・キングたちです。優勝商品は涅槃!」というツイートを掲載。
11月に入ると、「2012年12月21日にマヤ暦が終わりの日を迎えた後、世界が終わらなかったときのために、いくつかの計画を立ててるんだ」とツイート。その2日後に、「批判する奴ってマジ、ムカつく。くだらない詐欺師のようなもんだ」と怒り炸裂のつぶやきを掲載したが、翌日には「非の打ち所がない」というメッセージと共にマザー・テレサのスケッチ画を掲載。フォロワーを、めまぐるしく回るジムの頭の中を覗き込んでいるような錯覚に落とし入れた。
11月24日には、「昨日、イエス(キリスト)がオレの裏庭のフェンスを飛び越えてやって来て、”ここは私の父のものだ”って歌いながら走り抜けていった。興奮したオレは急いで3枚の写真を撮った。そして、記憶をたどりながら写真を組み合わせたんだ」「証拠写真を見てくれれば分かるけど、イエスって結構ひょうきんだよな。司教たちは、みんながイエスの話を真剣に聞くように、彼のひょうきんな性格を隠したんだよ。間違いない」とツイート。3枚の写真を組み合わせ作った、のけぞるイエス像の写真を掲載した。
翌、25日には「七面鳥で一番好きなところはジャイブだよ。よい感謝祭を!」とツイート。ジャイブとはスラングで男性のイチモツを表すものであり、やっぱりジムは変だという空気がネット上に流れた。なお、このツイートを最後に更新は途絶えており、ツイートできないほどうつになっているのか、治療に専念しているのかと心配させた。
しかし、そんな心配をよそに、ジムは12月21日にロサンゼルスで開催されたガンズ・アンド・ローゼズのコンサートに、謎のブロンド美女と共に繰り出した。この女性とは、先月ニューヨークで一緒にいるところをパパラッチされているが、誰なのか、何歳なのか、何をしている人なのか、一切明らかになっていない。
新恋人と充実した日々を過ごし、精神的に安定しているのならば、彼にとって素晴らしいことなのだが、女性の表情が少し硬く、しらけ気味に見えなくもないところが気になる。ジムに訪れた新しい愛は本物なのか、奇行や奇妙な発言からは卒業し、来年は50歳らしく落ち着いた精神状態を手に入れることができるのか。2012年も、ジムから目が離せそうにない。
代表作がリアルになっちゃったのかな?
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