2階席はクローズで空席祭り? K-POPイベントの意外な実情
12月23日、東京国際フォーラムホールAで大国男児、X-5 、C-REAL、チェ・スジョンらが出演した『K-POP LIVE for X’mas 2011』が開催された。しかし、ふたを開けてみれば2階はすべてクローズド、1階も後列は空席だらけと、さんざんな結果に終わった。
このイベントのように、現在開催されているK-POPイベントでも、集客に四苦八苦しているものはあるのだろうか。K-POPムックなどにかかわっているライターに聞くと……。
「こんなにお客の入らないイベントも珍しいですね。昔はそれこそ、チケットが売れていないと、ネット媒体で大量にプレゼントしたり、新大久保で配って動員したりというウワサも多々ありました。でも最近はそこまで集客に苦労しているイベントはないんですよ」
それにはK-POPファンの懐事情も関係があるという。
「最近のK-POPファンは10代や20代中心なので、高額なチケットに簡単にお金は出さなくなっているという事実もあります。東京ドームなどで開催されるK-POPイベントが高額でも集客できるのは、アラフォー以上に人気の東方神起らが出演しているからなんです。また、ファンは、大勢のアーティストが出るイベントになると、お目当てのアーティストが歌う時間も短くなるので敬遠する傾向があります。例えば、2PMが単独公演をすれば、さいたまスーパーアリーナは満員になりますが、2PMが所属しているJYPエンターテインメントのアーティスト総出演のコンサートになると、2PMがパフォーマンスする時間が少なくなるので、同じさいたまスーパーアリーナでイベントをやっても空席が目立つことになるんです」(前出のライター)
しかし、業界内ではこうしたイベントを安易に企画する会社にも問題があるとの声が聞こえてくる。過去にも、2007年に大規模な韓流イベントが東京ドームで開催されたが、集客が悪くて主催の会社が倒産したというエピソードもあるという。慣れない企業が安易にK-POP人気にあやかってイベントを企画すると痛い目にあう可能性もあるようだ。
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