世界的ヒット映画の主演だったのに……あの女優のバイト姿が撮られた!
19歳で、ミュージカル映画『ヘアスプレー』の主役に大抜擢され、歌って踊れるポッチャリ女優として世界中で人気を集めたニッキー・ブロンスキー。大物俳優ジョン・トラボルタや正統派イケメン俳優ザック・エフロン相手に圧倒的な存在感を放ち、新しいタイプの次世代若手女優の誕生だと注目を集めた。しかし、その後は鳴かず飛ばずの状態が続き、いつの間にか表舞台から消えてしまった。先日、そんな彼女が、郊外の美容院で床掃除をしている姿がパパラッチされた。美容院の名は「スーパースター・サロン」だという。
ニッキーが、地元ニューヨークのグレート・ネックの美容院で働くパパラッチ写真を掲載したのは、米・大手ゴシップサイト「Radar Online」。床に散らばった髪の毛をほうきで集める彼女の姿に、ネットではたちまち同情の声があがった。
この報道を受けて、ニッキーはTwitterで、「えぇ、本当よ。私はスーパースター・サロンでメイクアップ・アーティストとかの仕事をしているの。働いていること、生活費を稼ぐことができて、とても誇りに思っている。でも、まだ夢は追い続けているわよ」とツイート。
「バイトしているからって、夢を諦めたわけじゃない。みんなも夢を諦めちゃだめよ」「近いうちに大作映画に出演することだってあるかもしれないしね。私は常にポジティブでいるわ」というメッセージを発信し、ファンの応援ツイートにも「ありがとう! みんながいてくれて私は幸せ者だわ」と丁寧に答えていた。
アメリカで、メイクアップ・アーティストとしての職につくためには、コスメトロジーという免許を取得しなければならない。取得試験は、学科と実技に分かれており、そう簡単に合格できるものではないという。その免許を見事手に入れたニッキーはまだ駆け出しだが、美容院のFacebookには彼女の腕前を絶賛する客の声が集まっており、順調なようである。
一時は女優としての将来を有望視されていたニッキーが、最後に役者として仕事をしたのは、2010年6月に米ABCファミリーチャンネルで放送されたTVドラマ『Huge(巨大)』であった。この作品は同名小説を映像化したもので、超肥満に悩まされるティーンたちが、減量キャンプで奮闘するという物語。デビッド・ハッセルホフ(ドラマ『ナイト・ライダー』のマイケル役など)のぽっちゃり娘が出演したり、ニッキーが水着姿を披露するなど話題性はばっちりだったのだが、肥満率の高いアメリカ人たちは醜い現実から目を背けたくなるのか、視聴率はさっぱり。
「肥満で何が悪い!」とポジティブなメッセージを発信するはずだったが、「女優としての才能があっても、肥満だったら、こういう仕事しか回ってこなくなる」とネガティブに受け取る視聴者が多く、ドラマはたった10話で打ち切りになってしまった。
ニッキーはドラマがオンエアされていたころ、カリフォルニア州における同性同士の結婚を禁止する憲法改正「提案8号」に無言で抗議するというプロジェクト「NO H8」に参加。写真家のアダム・ボウスカと彼のパートナーが繰り広げるこの運動には、ジョージ・タケイも日本語で参加しており注目を集めたが、これを最後にニッキーは表舞台から離れてしまったのだ。
ハリウッドでの仕事が途絶え、生活できなくなったニッキーは、今年初めに地元に戻ってきたと伝えられており、7月には靴屋でバイトしているという報道が流れた。この報道について、ニッキーは「ひどいわ。この報道は間違っているわ。キャリアは変えてないわよ! 友達のブティックで、どんなものかなって1日働いただけなのよ」「歌もダンスもなかったけど、新しいことを経験して楽しかったわ」と、Twitterで否定。だが、その後のツイートからは、女優としての仕事がないことが悲しいほど伝わり、ファンを心配させていた。
仕事がなくても、一発屋と言われ落ちぶれてしまっても、再びハリウッドで華を咲かせる夢を持ち続けるニッキー。気が強いことでも知られる彼女は、空港の出発ラウンジの椅子をめぐり取っ組み合いの喧嘩をして逮捕されたこともあるほど、激しい一面も持っている。Twitterでは、「『レ・ミゼラブル』の映画化企画関係者のみなさん、ぜひ私をエポニーヌ役に採用して!」と積極的にアピールするなど、女優への情熱はまだまだ燃え盛っているよう。近いうちにカムバックすることができるのか、スーパーサイズ女優のニッキーの今後に期待したい。
ぼちゃかわの神・ヤナカナよりカワイイと思うよ!
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