カルチャー

あの大ヒットアイテムの現在は? ひそかに進化し冬バージョンが出ていた! 

2011/12/19 16:00
日本中が熱狂した脳内メーカーの画面

 ある日、突然に登場したと思いきや瞬く間に巷に浸透したものといえば、老若男女の足元でお馴染みの「クロックス」や、新しい調味料として定番になった「食べるラー油」などがある。しかし、これらのように定番入りせず、ひとときの脚光を浴びたのち徐々にフェードアウトしていってしまうものもある。2007年に大ブレイクした「脳内メーカー」。名前だけでその人の脳内が解析できるという診断ゲームは、お手軽な遊びとして空前のヒットとなったのは記憶に新しい。「金」や「悩」の文字だけしか脳内に表示されなかったりと、大抵が「ちょっと勘弁して!」と思う結果なのに、なぜか間違ってなくもない、という気持ちになってしまうのが魅力だった。

 しかし、その後の「脳内メーカー」の動向はどうなっているのだろうか。わざわざ追っている方はそうそういないだろう。そこで、昨今の「脳内メーカー」事情を調べてみたところ、なんと「2011冬バージョン」として地味にアップデートされていることが判明。冬バージョンの前にはおそらく夏バージョンもあるのだろう、季節ごとにテコ入れをするとはなかなかの頑張りようだ。

 どこかどう冬仕様になっているのかまずは試してみることに。サイトの名前は「脳内メーカー ~あなたの深層心理を診断~」。ちなみに元祖・脳内メーカーと同じく無料。ニックネームを入力した後、「初デートです。どこに行きたいですか?」などと質問が投げかけられた。もはやかつのように名前だけでは診断せず、心理テスト要素を取り入れるようになったようだ。賢くなったものだ。

 すぐに診断結果のメールが届き、ニヤニヤしながら確認……。「悩」が脳内を囲み、中心に「悪」の一文字! 画像を見た瞬間のなんとも言えない感情は、元祖のバージョンと同じだ。

QRコードはこちら

 結局、どこか冬なのかはつかめないままだったが、久しぶりの脳内メーカーは進化が感じられ面白さも相変わらずであった。「脳内メーカー2011冬バージョンって知ってる?」と大勢の席で話してみたら、懐かしさもあり意外と盛り上がるだろう。「脳内メーカー」は、ひっそりとしかし着実に進化していることが分かり、日本人の携帯遊びツールの定番化も遠くはないな、と感じたのだった。

脳内メーカー(携帯のみ表示)

最終更新:2011/12/19 17:04
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