年間1位の奪取のため? 嵐のセブンネット限定盤に疑惑の声
7月にリリースされた嵐のアルバム『Beautiful World』(J storm)が、11月27日付のオリコンアルバムデイリーランキングで数カ月ぶりに1位に返り咲いたことが分かった。売り上げ枚数はなんと6万4,744枚。これによって年間ランキングでもAKB48の『ここにいたこと』を抜いて、嵐が暫定1位に浮上した形だが、一部では「水面下でのなりふりかまわぬ商戦」だと批判の声も上がっているという。
「突如として現れた今回の売上は、セブンネットショッピング限定で販売された”セブンネットオリジナル盤”によるものです。これは、従来の『Beautiful World』からシングルがカットされた代わりに、嵐メンバーが作詞作曲した『エナジーソング~絶好調超!!!!~』がついた14曲収録のオリジナル盤。さらに今年のコンサートグッズと同じデザインの限定フェイスタオルもつくとあって、すでにアルバムを持っていても再度購入したという嵐ファンが多かったみたいです。10月末に販売が告知されたのですが、すでに販売終了しています」(ジャニーズに詳しい記者)
ちなみに、今回のリリースに関して所属レコード会社であるJ Storm側からの公式発表は一切なく、セブンネットショッピングがサイトで告知しただけなので、熱心なファンでなければリリース情報に気づかなかった可能性は高い。そんな不思議な商法でも、ネット発売がスタートした10月24日正午にはアクセスが集中しすぎて、セブンネットのサーバーがダウンしたほど。翌日にはサーバも復旧し、新たに注文を受け付けたというが、ファンの勢いはセブンネット側の予想をはるかに上回ったということだろう。
対策不十分としてセブンネットには批判が集中したが、ここまで急な販売をした理由は年間ランキング1位を獲得するためではないかとの見方もある。
「初回限定盤、通常盤、劇場盤の3種売りでリリースしたAKB48の『ここにいたこと』に比べ、『Beautiful World』は通常盤のみの1種売り。ジャニーズにしてみれば、前作、前々作がミリオンを記録したことで、年間1位は確実という自信があったのかもしれません。が、結果は82万枚を売り上げている『ここにいたこと』にわずかに届かず、80万枚止まりという状態でした。結局、集計間際になってバタバタと1種追加販売するぐらいなら、最初から2種売りにしたほうがよかったのでは……との声も上がっています」(同前)
現在、シングル部門ではAKB48に大きく水をあけられている嵐。これで、アルバム部門での年間1位は確実となりそうだが、その他の部門はどうなっているのか、そして来年以降のランキングは……? とはいえ、もはや順位や売上枚数にこだわっているのは双方の上層部だけではないのかという気もするのだが、さて”仁義なき戦い”の行方はいかに――。
ジャニー、挫折を知って人は強くなるんだよ
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