低視聴率と相次ぐミス……『いいとも!』終了はなくとも疑問噴出
今月10日、『笑っていいとも!』(フジテレビ系)の生放送中に高橋真麻アナが突然に謝罪を行うという騒動が発生した。「叶姉妹さんに関する情報は、すべて間違いでした」と番組終了間際に謝罪したのだった。というのも、この日のゲストで登場した叶姉妹の経歴紹介のテロップで「芸歴26年」という情報を流してしまったためだ。
翌週発売の「週刊ポスト」(小学館)によれば、確かに叶姉妹の芸歴は20年を超えるものだが、そもそもふたりは年齢不祥でミステリアスなイメージをウリにしていることから、この部分は触れてはならない”お約束だった”とのこと。さらに、テレビ業界であれば誰もが理解しているであろう彼女たちの年齢について「事情を知らぬ若手がウィキペディアなんかを見て、芸歴26年というテロップを作ってしまった」と明かされている。
『いいとも』といえば「東京スポーツ」が一面で「3月終了」と断言して以来、業界ではこの真偽についてさまざまな説が交わされている。かつては20%台後半と時間帯トップを独走していた視聴率が、最近では5%台にまで下がってしまい、あれだけ滑り出しの不調が報じられていた『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)に数字で逆転される日まで出てきてしまったほどだ。
そんな状況の中での叶姉妹の経歴ミスは大きな話題になってしまった。さらに23日の放送でも、またしてもプロフィールに関するミスを犯していたことが分かった。
「カラテカの入江慎也が交流のあるタレントを紹介するコーナーがあるのですが、その中で今年4月に改名した若乃花勝こと花田虎上が、フリップ上で『花田勝』という名前のまま紹介されていました。新聞やバラエティーなどでも改名についてたびたび触れられているし、それこそウィキペディアを見れば分かることなのに……。当然、花田本人に許可も取って放送に望んでいるでしょうから、失礼なミスになってしまいますね」(芸能ライター)
叶姉妹とは違い、本人は出演していなかったため人名ミスを指摘する者もいないまま放送は終了していたという。
近年では放送内容についても、疑問視する声が業界内で噴出している。オープニングテーマを歌う「いいとも青年隊」にADスタッフを据えたと思ったら、次クールではまさかのジャニーズJr.の起用。その他のコーナーに関しても「パロディー企画など安直なものが目立つ」(前出ライター)との声があがっている。
とはいえ、出演すること自体に価値があると言われる『いいとも』。多数のスポンサーや大手芸能プロダクションが大きく関わっていることもあり、簡単に終わることもできないはずだ。そして、本当に終了してしまわないように願う気持ちは、スタッフや出演者だけでなく視聴者とて同じだろう。
サイ女も他人のこと言えないからサ、これ買うよ
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