日の丸を着る木村拓哉は”超愛国者”? いわくつき私物Tシャツの真相
去る10月10日にNHKで放送されたドキュメンタリー番組『プロフェッショナル 仕事の流儀』。9月に開催されたSMAP初の北京公演の舞台裏、また彼らの素の表情をとらえた番組は、まさにエンターテイメントの”プロフェッショナル”として、ファンだけでなく一般視聴者からも大きな反響を呼んだ。
そんな中、違った意味で注目を集めたのが北京公演のリハーサルで木村拓哉が着用していた私物と見られるTシャツ。白地に大きな赤い丸があしらわれ、「日の丸」をイメージさせる大胆なデザインに一部ネット上では速攻で、「キムタクは私服で日の丸を着る超愛国者だった」とのスレッドが立ち、
「中国コンサートリハでこの衣装。何かのメッセージ?」
「国を背負ってるって表現したかったんだろ」
「はい、これからウヨタク決定!」
と、さまざまな意見が乱れ飛ぶ騒ぎとなった。そんな騒ぎを知ってか知らずか、10月28日放送のラジオ『WHAT’S UP SMAP!』(TOKYO FM)では、本人がこのTシャツの謎、そしてリハーサルで着用した理由について口を開いた。
きっかけとなったのは、リスナーから寄せられた「プロフェッショナル見ました。コンリハで着ていたTシャツの後ろの犬の足跡のプリントは、キャプテン家のわんちゃんの足跡ですか?」という質問。これに対して木村は、
「あー。あれは『南極大陸』(TBS系)のスタッフTシャツです。背中に犬の足跡のプリントを施したのは、雪原に残ったタロとジロの足跡みたいな感じで。ポンポンっと」
と回答。しかもこのTシャツ、局側が用意した物ではなく、木村が友人に依頼して作ってもらいスタッフや出演者に配った特注品なのだという。「南極大陸」などの文字は一切入っていないものの、バックプリントのタロとジロの足跡、そして左ソデの部分にオレンジで入った「PL 107」の文字がポイントに。
「その PL107っていうのは宗谷の船番号なんです。文字は一切入れないで、でも現場の人間が分かればいいかな? と思って作らせてもらったんですけど」
ドラマ名を入れなかったのはキムタク流のファッションへのこだわりか、はたまたスタッフ間の結束を信じてのものか。夏の収録の際には、木村をはじめスタッフや共演者も皆が着用していたというこのTシャツ。ここにキムタクの、このドラマにかける熱い思いが詰まっていることだけは確かなようだ。
「なんか、あのTシャツを着てリハしたいなと思って着てったんですけど。別にあれですよ、さりげなく番宣してたワケではないですよ。NHKのプロフェッショナルを利用して、南極大陸の番宣とか、そんなつもりじゃなかったんですけど」
2月から半年以上に渡り続いた撮影がクランクアップしたのは8月のこと。その後すぐに北京コンサートのリハーサルに入っただけに、まだ木村の心にはドラマ収録時の余韻が残っていたのかもしれない。
そんな思い入れの強さにも関わらず、『南極大陸』は初回視聴率22.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を頭に、19.0%、16.9%……と回を重ねるごとに視聴率が低下しピンチを迎えている。公式サイトのインタビューで、「ご覧いただいて、何かを感じて欲しいとか、何かを行動して欲しいとか、そういうことではありません。ただ、この作品が何かしらの力になれたらと、人生を歩んでいく中でプラスに働く部分があればと願っています」と語っている木村の思いが、視聴者にももっと届くと信じたい。
そんなつもりだったクセに~
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